【感想・ネタバレ】一倉定の環境整備 1万社を復活させた経営の神髄のレビュー

あらすじ

いらないものを捨て、チリやほこりなどの汚れを取り除き、磨き抜かれた空間を作る――。「鬼倉」こと、一倉定の経営哲学を象徴する「環境整備」が初の書籍化!

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Posted by ブクログ

一倉定の環境整備 1万社を復活させた経営の神髄
著:舛田 光洋

一倉式環境整備というのは、日本を代表する伝説の経営コンサルタント、一倉定氏が行き着いた、環境を整備する究極の作法である。いらないものを捨て、残されたものの位置を決め、誇りや汚れを取り除き、磨き抜かれた空間をつくることである。

環境整備を行えば、希望が生まれ、未来を創る力がみなぎってくる。お客様の心が手に取るようにわかり、時代が何を求めているのかがわかるようになる。アイデアが降り注ぎ、多くの人々に夢と希望を与えられるようになる。

本書の構成は以下の5章から成る。
①環境整備こそ、すべての活動の原点である
②環境整備された空間に宿る力
③環境整備による潜在能力の解放
④一倉式・環境整備の実践
⑤偉大なる親父・一倉定

規律・清潔・整頓・安全・衛生の実践の環境整備によりその空間では集中・信用・オーラの力を得ることができる。その延長線上から読心力・プレゼン力・直感力・先見性・発想力・心をコントロールする力という潜在能力を解放できる。

身の回り・目の前のことをしっかりと整えることで、目に見えない力を得ることで、環境を整え、自分を整えていくというもの。

個人としては、考えや教えについては非常に共感できた。捉えようによっては、厳しくもあり古風なところもあるものの、基本的なことであるからこそ厳しくそして、昔から大切にすべきことは変わらないということを諭してくれているようでもあった。

個人によっては捉え方は変わるかもしれないが、多くの企業・経営者・利害関係者が救われたことも事実である。原理原則を受け取り自分なりに取り組めることを考えながら実践させていただきたい。

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2022年10月01日

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