あらすじ
奥の院は意外なことにイギリスのマン島に存在する。しかも、そこは日本の秘密組織八咫烏と深い関わりがあった。出雲の国譲り神話に隠された秘宝の存在が明らかになるとき、封印されたオノゴロ島「隠岐」が目覚め、終末の扉が開く!!
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Posted by ブクログ
サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄先生と、謎学研究家三神たける氏が、古代史のミステリーに挑むシリーズの一冊。2022年作品。
月刊ムーの、50ページの別冊付録マンガ『ネオ・パラダイム ASKA』が2編。
マンガの内容を補うような150ページの文章記事が、約230ページ、となっています。
このシリーズは、シリーズの総集編+ちょっとした新情報、というような内容の薄い作品もありますが、これは、間違いなく内容の濃い作品です。
島根県の隠岐諸島、通称隠岐島についての作品なので、国生み神話についての内容なのかとは思っていましたが、それだけではないと、序盤から思わされます。
内容は国生み神話だけに止まらず、このシリーズでは恒例の日ユ同祖論、ここで少し明かされる飛鳥先生と日本の秘密結社「八咫烏」との関係性と「八咫烏」からの指令、そして終盤に展開される終末予言、という展開にも圧倒されますし、そこに散りばめられた情報量の多さにも圧倒されます。
一見さんお断り、的な内容ではありますが、飛鳥先生の本をいくつか読んでいれば、かなり満足できる内容だと思います。