あらすじ
世界最先端の施設警備システムROMES(ロメス)を擁する西日本国際空港に届いた複数の脅迫状。そしてある日、ROMES(ロメス)の警報装置が作動した! だがROMESの全貌を知るのは、西空警備チームでも最高運用責任者の成嶋優弥ただひとり。愛犬ハルとシステムしか信じない若き天才・成嶋と、テロリストたちの知と情を賭けた攻防の行方は…─
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Posted by ブクログ
私が今まで読んだ小説の中で、
最も愛したキャラクターがこの本の主人公、成嶋優弥です。
世界最先端の施設警備システムROMESが置かれる西日本国際空港(通称:西空)で、唯一そのシステムを完全に操れる男がこの成嶋なんですが、心の揺れやすい人間よりも指示通り動く機械と愛犬しか信じないという人です。そしてその西空で巻き起こるテロリストとの戦いの中で明らかになるROMESの全貌や、成嶋の行動、テロリストの内情など、その全てに惹かれました。
この作品を初めて読んだのは学校の図書室でしたが、お小遣いをはたいて文庫版を買ってからも、月に一度読み返したくなる面白さがあります。そしてこの作品は何年か前にドラマ化されているので、本とTVの二度楽しめると思います。
Posted by ブクログ
五條さんの初読み。
“警備責任者”を主人公にし、姿の見えないテロリストとの頭脳戦を描く……。これまでの読書歴の中では極めて斬新な設定。
同時進行される幾つもの視点が、どこでどう交わるのか…?最後まで興味深く読み進められた。
ま、“彼女”だけは登場時から終始怪しかったけれど…(笑)。
続編もある模様。読むべし。
★4つ、7ポイント半。
2015.01.05.図。
Posted by ブクログ
成嶋のキャラ、好きです。
先の先を読んで、冷静で、でもわかりずらい。
登場人物が多過ぎる気はするけど、まあ、メインの人間までぼけることはなかったので、まあ、いいかと。
他のも読んでみたいなと思います。
Posted by ブクログ
面白かった。
最新システの長所と弱点を知り尽くした成島さんが、格好いい。捜査するのは自分の仕事じゃない、守りきることが使命だ、と揺るがない信念も格好いい。
NHKでドラマになっている。確かドラマでは、ROMESの攻撃機能を使って要人を攻撃しようとするテロだったのに対し、「日本のROMESには攻撃機能はないんですよ」というオチだった。原作では、逃げようとするテロ犯人を、攻撃機能を使って足止めしていた。これは、ドラマの方が賛同できるかな。