あらすじ
まだ日本では馴染みの薄い「院内交番」が設置されている阿栖暮総合病院。その院内交番の事務として採用された川本だったが、そこにいたのは何やら訳がありそうなトンデモ院内刑事・武良井だった!! 一方、病院には冷たい雰囲気の天才外科医・榊原が海外から帰国。修羅場の日々が幕を開ける…!! 天才外科医 VS 院内刑事!! 本格医療×刑事ドラマ!! 人に潜む「病み」と「闇」を暴く2つの生業が織りなすのは、白き幽世(かくりよ)のゲシュタルト。
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カスハラの解決策?
院内警察、まあ実際にはないですが、かつての鉄道公安みたいなものですかね。一応職員みたいな。
読んでいて思うのは、治安悪化やその誇張って警察にはメシウマでしかないなーということかな。院内の治安維持とは言うものの、実質は警察官の天下り先になるわけで。そのうち、「スーパーマーケット警察」なんてのもできそう。または「コールセンター警察」でしょうか。
問題解決しつつも、、患者達やその家族が抱える問題もあらわになり、その結果カスハラに至ってる様子も描かれていて、結構ドラマとして面白かったです。
院内警察
武良井さんの洞察力と推理力がすごいです……!
通常は定年退職した刑事が院内刑事になるからこそ、武良井さんの過去が気になります……。
これも興味深い医療もの
また変わった視点での医療もので、院内警察が出てくる話を読んだのはこれが初めてです。
主要登場人物の背景にも色々と諸事情、ありそうです。
出てくる主な症例が膵癌と悪性心膜中皮腫と、かなりタチが悪そうな病気でした。
敏腕外科医と対比するように出てくる若い研修医(2代目で両親共外科医)さんの決心と選択も良かったです。
露悪的な刑事さん、色んな意味で活躍してくれそうな作品です。良作です。
Posted by ブクログ
病院物で主人公が医者や看護師、技師でもないのは目新しい。
院内交番があるのは安心に繋がる気がする。
武良井が良い人というよりちょっとダークヒーロー風味で
ミステリー要素もある。