【感想・ネタバレ】とっぱくれのレビュー

あらすじ

喧嘩に明け暮れ、若くして極道の世界に飛び込んだ“とっぱくれ”(はねっ返り者)村上ギイチ。組織内でひたすらてっぺんを目指すが、自分を拾ってくれた兄貴分の美山と「親」である松原の極道者としての生き方に隔たりが見えはじめ、二人の間で微妙な立場に立たされる。「極道者がのしあがっていくのに必要なのはゼニと力。せやけど一番大事なのはハートや。男の気骨を大事にせえ」。正念場でギイチが選んだ道は…! 不器用だがまっすぐに生きる、一人の極道者を描く!

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Posted by ブクログ

港湾で荷役夫をしていた村上は、あるとき元締めのやくざを殺めてしまう。元々可愛がられていた美山というやくざに服役後拾われ、極道の道を歩み始めた。
真っ直ぐ突き進もうとする村上と、時代の波で変容していくやくざ業界。その狭間で翻弄されいつしか美山との道も離れていくのであった。

やくざも極道も基本的に興味が無いのですが、何故か買ってしまいました。昭和40年代後半みたいなのでまさに僕が産まれたころのやくざなんですね。まだ賭場での博打が重要なしのぎだったようなので、不動産バブルで暗躍するちょっと前か。基本大声で怒鳴る人とか威嚇する人嫌いなので共感は出来ませんが、真っ直ぐ生きたい欲求と、自分の節を曲げて組織に貢献しないといけないジレンマは普通の社会人と変わらないなあと思ったりもしました。

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2016年02月10日

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