【感想・ネタバレ】ドリームタイムのレビュー

あらすじ

ドリームタイムとは、オーストラリアの先住民族アボリジニの時間概念。スピリチュアルな世界における、時間の感覚みたいなものを指す言葉。ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女、乳房に紫色の肉の花が咲いているおばあちゃんなどが現われては消え、アイヌのシャーマンと沖縄のヌルが霊能力で対決する……まさに『千夜一夜物語』の趣き。夢ではない。現実でもない。この地球に起こっていながらふっと別の時空に迷い込んでしまうような、世にも奇妙な13の物語。

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Posted by ブクログ

不思議で切ない13の物語っていう解説通り。
別の大きな世界があるような気がしてきた。
とてもいい作品。

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2021年10月07日

Posted by ブクログ

ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女が現われ…。この地球に起っている、言葉では絶対に説明できない13の夜の物語。『文学界』連載に書き下ろし1編を加えて単行本化。



フシギな感覚におちいりますね。
いい意味で。。。
もしかしたら、こうかもしれない・・・
そうだったら面白い。
など色んなことを想像してしまいます♪

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2010年02月09日

Posted by ブクログ

夢か現か、、、。
フワフワした感じ。
このフワフワ感がなんとなく懐かしい感じ。

☆ピエロ男
☆シェルター
☆闇の中の女
☆読書
☆肉の花
☆ゾンビの写真
☆生け贄
☆ウタキの青い蝶
☆トイレの神様
☆繭のシールド
☆私に似た人
☆指
☆不知火の夜

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2014年02月17日

Posted by ブクログ

やっぱり田口ランディはいい。死者との交流するシーンとか、生者が一歩踏み出すための後押しだったりする。先が何にも見えない中を歩き出すとき、人生の帰路で、こうやって我々生きている者たちは救われたりする。

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2012年12月21日

Posted by ブクログ

死の世界と生の世界の境界、夢と現実の境界線を滲ませるような、不思議な13の物語。

複雑な気持ちになる。

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2017年09月20日

Posted by ブクログ

私小説風の短編集。田口ランディらしいオカルティックなテーマも交えた切なさを感じる13編を収録。田口ランディのエッセイとかで読んだことのあるようなテーマが多く、可もなく不可もなしで、普通かな。

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2014年07月22日

Posted by ブクログ

嘘か真か 真か嘘か・・・
語り手は中年の小説家「私」
短編集ですが 主人公はずっと「私」です。

「私」はランディさん自身なのか まったく別人なのかは 深く考えずに、入り込めます。
現実にありそうでない不思議な体験。
描写や心理のたとえが、吸い込まれちゃうのよね。
やっぱりランディ先生は短編が面白い。

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2014年03月01日

Posted by ブクログ

不思議で切ない13の物語からなる短編集
フィクションの中に事実を織り交ぜながら書く
この人の文章が感覚的に好き

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2010年12月09日

Posted by ブクログ

13のストーリーからなる本書。

「私」を名乗る主人公がランディさん自身の体験記なのか、
はたまたフィクションなのか・・・
現実と虚構が入り混じる不思議な世界に引き込まれます。

特に「シェルター」がいいね♪

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

現実と虚構が入り雑じった不思議な物語。
生。死。肉体。魂。苦悩。
田口ランディーらしいテーマの短編集。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

エッセイ。霊だシャーマンだのいう話が苦手なので読むのに苦労。
 読んで判ったのは、どうやら田口ランディは静岡県民ということ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

さまざまな文面からなる、13の物語。
著者のその他の作品を、少なからず読んだことがある人ならそう思うんだろーか・・・
現実なのか、物語なのか、事実なのか空想なのか。
境目が曖昧で、ふわふわしている。
そのあたりの微妙さが、私にとってはとことん心地よい物語の数々。

だけど、そんな曖昧なものやら、一見すれば「信じがたい」ものたちを信じることって、
可能性を見つけることや、あきらめをとくということと繋がると、私は思う。

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2009年10月04日

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