あらすじ
ドリームタイムとは、オーストラリアの先住民族アボリジニの時間概念。スピリチュアルな世界における、時間の感覚みたいなものを指す言葉。ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女、乳房に紫色の肉の花が咲いているおばあちゃんなどが現われては消え、アイヌのシャーマンと沖縄のヌルが霊能力で対決する……まさに『千夜一夜物語』の趣き。夢ではない。現実でもない。この地球に起こっていながらふっと別の時空に迷い込んでしまうような、世にも奇妙な13の物語。
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Posted by ブクログ
ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女が現われ…。この地球に起っている、言葉では絶対に説明できない13の夜の物語。『文学界』連載に書き下ろし1編を加えて単行本化。
フシギな感覚におちいりますね。
いい意味で。。。
もしかしたら、こうかもしれない・・・
そうだったら面白い。
など色んなことを想像してしまいます♪
Posted by ブクログ
夢か現か、、、。
フワフワした感じ。
このフワフワ感がなんとなく懐かしい感じ。
☆ピエロ男
☆シェルター
☆闇の中の女
☆読書
☆肉の花
☆ゾンビの写真
☆生け贄
☆ウタキの青い蝶
☆トイレの神様
☆繭のシールド
☆私に似た人
☆指
☆不知火の夜
Posted by ブクログ
やっぱり田口ランディはいい。死者との交流するシーンとか、生者が一歩踏み出すための後押しだったりする。先が何にも見えない中を歩き出すとき、人生の帰路で、こうやって我々生きている者たちは救われたりする。
Posted by ブクログ
私小説風の短編集。田口ランディらしいオカルティックなテーマも交えた切なさを感じる13編を収録。田口ランディのエッセイとかで読んだことのあるようなテーマが多く、可もなく不可もなしで、普通かな。
Posted by ブクログ
嘘か真か 真か嘘か・・・
語り手は中年の小説家「私」
短編集ですが 主人公はずっと「私」です。
「私」はランディさん自身なのか まったく別人なのかは 深く考えずに、入り込めます。
現実にありそうでない不思議な体験。
描写や心理のたとえが、吸い込まれちゃうのよね。
やっぱりランディ先生は短編が面白い。
Posted by ブクログ
13のストーリーからなる本書。
「私」を名乗る主人公がランディさん自身の体験記なのか、
はたまたフィクションなのか・・・
現実と虚構が入り混じる不思議な世界に引き込まれます。
特に「シェルター」がいいね♪