あらすじ
殺人容疑者・秋本つね子は、ろうあ者だった。手話通訳士を介しての尋問にも、同じろうあ者の関口弁護士にも、なぜか心を開かぬつね子。関口は彼女の薄倖(はっこう)の半生を辿り、無実を信じた。──つね子に秘められた意外な過去。さらに、悪徳探偵が殺され、遺(のこ)された写真から事件は意外な展開を……。関口はついに十津川警部と対決した!
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Posted by ブクログ
殺人事件を起こし逮捕された老女は聾者。またその弁護を受け持った弁護士も聾者と言う設定。西村京太郎は他にも『四つの終止符』で、聾者を登場させている。現代が聾者にとって、これらの小説の時代より、生き易い時代になっているといいのですが…。