あらすじ
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経営幹部候補生に特化した知的武装シリーズ(『経営戦略の実戦』)の第1弾。
151の成功ケース、101の失敗ケースに学ぶ、実戦の戦い方。
14の戦略パターンと30の戦略バリエーションを抽出。使える選択肢を手に入れる。
ポーター、ミンツバーグを超える、戦略論の決定版!
このシリーズの特徴
1、単一ケースでなく、ケース群に学ぶ
理論にあてはまる特定のケースでなく、多数のケースから浮かび上がる理論に学ぶ
2、「優良企業」という漠然とした基準の排除
利益率、成長率、占有率、と戦略の標的を切り分けて、それぞれを引き上げるための必要十分条件を探る
3、特定の場所に橋をかけようとする人に、世界で最もすぐれた橋の姿を解説するようなことはしない
当事者のアクションを終着点とし、どういう順番で何に手をつけるか、という問いに向き合う
4、自社・新から世の中・新へ
自社で手がけていない事業を「新規」と呼ぶのでなく、「世の中から見て」新規かどうかという視点を貫く
5、実践から実戦へ
計画策定段階では想定しなかった新たな現実に適応するところに、戦略の使命がある。
経営者が繰り出した手を黙々と検証していくことで、立ち上がってくるパターンを見極める
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
骨太な経営戦略本。
いろんなケースがのっていて非常に興味深い一冊。
大変興味深い一冊ではあるが、メーカー系企業が中心であり、もう少しインフラ・不動産・サービス系の事業会社の事例の掲載もあると個人的には嬉しかった部分
memo
・優良という曖昧な表現でなく戦略の標的を利益率、成長率、占有率に
・戦略は利益の最大値を決定する。実績値を決めるのは管理
・高収益への正攻法
売上高営業利益率は事業の立地で決まる(同じ会社でも事業で利益率は変わる)
立地を規模感や成長性で選んではいけない(規模成長は時に利益を犠牲に)
立地はミッションクリティカルであることが望ましい(必須性)
立地はアンアトラクティブであるほうがよい(見栄えしない方が楽園に化けやすい)
立地を選ぶ人物の時機読解能力が最後は決め手(どこで戦うかを考え抜けること。一般に創業者やその同族はこの意識や傾向が高い)