あらすじ
常春の国ストランドから、魔女に呪われ雪に閉ざされた冬の国ラヴィネンへ嫁ぐことになった王女シルヴィア。この婚姻は呪われた冬の国に春を呼ぶため、五十年に一度必ず交わされるものだった。夫となった王太子アルベルトがシルヴィアに向けるのは、まるで興味がないような素っ気ない態度。春の国ストランドの王族でありながら、氷のように冷たい銀髪と水底のような青い瞳というシルヴィアの姿にアルベルトもがっかりしたのだろうと落ち込むが──……彼は無愛想に見えただけで実はシルヴィアに一目惚れしていた。しかし二人は互いに嫌われていると思い込んでしまう。さらに、シルヴィアが嫁ぐことで訪れるはずの春は一向に来る気配がなくて……?
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TL要素なし
よくある虐げられた王女がよその国の王太子と政略結婚をして、はじめはお互いに勘違いしていたが段々と距離を縮めていくというストーリー。でもTL要素は皆無でした。
春告げる
春の国で冷遇されていた王女であるヒロインが政略結婚として冬の国に嫁ぎます。春呼びの王女として嫁いだのに国に春は一向に訪れず、国民や貴族たちから不満の声が聞こえだします。それでも妻だと言ってくれるヒーローのために大昔に途絶えた春呼びの儀式をして国に春を呼ぶことに成功し冬の国に受け入れられました、という話。
ヒーローが思ったよりも不器用で二人の仲が全然進まない。他の方も仰る通りTL要素はありません。絵本でも良さそうなほどのストーリーでした。