あらすじ
幸せのコツを習得するほど、お得なことはありません。
●人によく見られたい、をやめる
●「他人と比べる」思考を抹消する
●自分という最大の味方をうまく使う
著者は精神科医として多くの患者さんをみているが、多くの人たちが「価値のない、つまらない人間だ」と思い込んでいる傾向が気になっているという。いったい、いつからそんなふうに感じるようになってしまったのか。今はSNSで簡単に他人の華やかな生活を垣間見れるため、昨今はますますその傾向が強くなっている。
しかし、一度きりの人生なのに、そうやって他人と自分を比べて落ち込むばかりの毎日でいいはずがない。考え方を切り変えるだけで、人は「自分に生まれてよかった」と心から思える生き物なのだ。
その根拠と方法について現役精神科医がわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
心に残ったこと
自分は自分のままで、十分に価値がある。
どの道を選んだとしても、選んだ道をよくすればいい。
よくやっているよと自分を褒める。それが自分自身を大切にし、守るということ。
怒りをずっと持ち続けることは不毛。嫌な感情はその都度いさぎよく捨てていく。スマホ画面をスライドするように捨てる。
不幸を言い訳にしない。誰かのせいにするのは、自分に呪縛をかけている。許すことで人は成長できる。恨みを手放せたら、そうやって得た温かさはやがて誰かの力になるかもしれない。
トラブルが起きたらひとつ学びになったと感謝する。人間としての魅力、深みが違ってくる。
自分が自分にダメ出しを続けていれば精神的に参ってしまう。
いい人だけど、この点において自分と意見は異なるなどグレーな部分を正しく認識し許容する。
「自分は運がいい」と思う。
悩みや愚痴を聞いてもらう時は、長時間だらだら話さない。本当に信頼できる人に聞いてもらう。相手に依存せず程よい距離感を保つ。
力を抜いてあるがままに身を任せる。いつか霧が晴れてよいときがやってくると信じる。その間のどうにも動きようがなかった経験があとから思いがけぬ精神的な実りとなる。
自分を悲劇の主人公だと思わない。他人を羨む時間があるなら今いる環境に感謝し自分の人生を生きる。
自分を大切にできない人は、人からも大切にされない。
朝日を浴びる。夢中になる時間をつくる。笑顔を心がける。週末はいつもと違うことをする。アートに触れる。いらないものは捨てる。寝る間際に良い気分になる。