あらすじ
「青春は無限に明るく、また無限に暗い。」――岡本太郎にとって、青春とは何だったのか。パリでの旺盛な芸術活動、交遊、そしてロマンス……。母かの子・父一平との特異ではあるが、敬愛に満ちた生活。これらの体験が育んだ女性観。孤絶を恐れることなく、情熱を武器に疾走する、爆発前夜の岡本太郎の姿がここにある。
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Posted by ブクログ
結論から、やっぱり岡本太郎の本は面白いなと思いました。ただ「父母を憶う」の章が岡本敏子さんの本に書いてあった内容そのものだったや岡本太郎の青春だから凄い女性関係の書いてある本かと思いましたがそうでもなかったので★1つひきました。
全体として、「1.青春回想2.母を憶う3.女のモラル・性のモラル」の3章だけの本でしたが、岡本太郎の幼少期~戦時中の間での話が中心だった気がします。
異性の話~パリ、日本の話が印象的でした。
個人的に面白かった一節
・異性がただの憧れや羞恥感の対象であり、謎である限り、私は決して自由ではあり得ないし、人生や芸術などの真の姿を結局は知ることはできない。
・女性の魅力は、第一にポーズや身のこなしのよさ、鮮やかさにある。
・あらゆる古いこだわりを捨てて、できるだけ自由に、明朗に性経験をすべきだと思います。