【感想・ネタバレ】ふたつの波紋のレビュー

あらすじ

現代詩が目指すべきは自己からの脱却か、意味からの飛躍か。
山頭火・中也・太宰のパブリック・イメージの裏にある魅力とは。
そして、二人を惹きつけてやまない古典の世界――。

現代詩、朗読、古典翻訳……ジャンルを横断して文学の最前線で活躍し続けてきた二人による、痺れるような対話の記録。

目次
第一章 詩人の条件
第二章 「歩き続ける男」の本質――種田山頭火
第三章 「全力の俺」の魅力――中原中也と太宰治
第四章 古典翻訳と創作のはざまで

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

飛翔能力があるから詩人なのであって・・・(伊藤
歌詞って、歌ってなんぼ、聴いてなんぼ(町田
 歌いたいと思うもの、ああいいなと思うもの 音と発せられたところがすべて
 カッコよくした文章が声に出したとき、意味の分からない音になってしまう可能性

語りもの  目の前で音が発せられているかのような錯覚 (伊藤
 「私」にこだわり続ける  実は「私たち」
自分らしい語彙 本当の意味で使えるか 世界観 (町田

自分の力で何かをコントロールしたい (伊藤
比喩で話を転がす、小ネタを入れ込む話芸 (伊藤から見た町田

言葉も植物も私たちの周りに繁茂する(伊藤
言葉にはそれが生まれてきた理由や成り立ちがある、
 その「人」の何だったのか? (町田

あたしは言葉を出すプロ 自分の言葉 朗読もする(伊藤
文体とは結果(町田

現在高尚なものがその時その時代においてその表現が
 「本当はどういうものだったのか」:宇治拾遺物語(町田
自分の物語を語れる作品としての「日本霊異記」(伊藤

翻訳は自分の色が出ていても出ていなくてもどっちでもいい
 歌うことが目的であって、自分の声であることにこだわりはない(町田
百年経っても残る、言葉の芯で伝えていける現代語訳を作りたい(伊藤

0
2022年07月10日

「小説」ランキング