あらすじ
他人の家とは何か「ズレて」いる――。友人の香織の家に遊びに行った「わたし」。近況報告するうち、各々の家に伝わる独自のルールの話になり……。(「ひとんち」)「私」は食玩コレクターの柳から、「シュマシラ」という聞いたことのないUMAをモチーフにしたロボットを見せられ……。(「シュマシラ」)ホラー小説の新鋭・澤村伊智による、日常のすぐそばに潜む恐怖を描いた全8編!
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Posted by ブクログ
日常に潜む恐怖を描いた短編集。世にも奇妙な物語の様な雰囲気がある。どれも日常の少しの違和感、それが少しずつ大きくなって、気づいた時には手遅れ、という作風。
『闇の花園』が一番おすすめの短編。どんでん返し系の作品で見方が変わると台詞の意味合いも変わってくるところがどんでん返しの魅力。
Posted by ブクログ
「家」がテーマのホラー短編集。
読み終わった後に残り続ける後味の悪さと文章から伝わってくる独特の気味悪さ、そこにミステリの要素も絡んでくるので1冊でとても美味しい思いのできる1作です。
個人的なイチオシは『ありふれた映像』です。読み終わった後にある映像を見るのが怖くなります。
Posted by ブクログ
「ひとんち」「宮本くんの手」「死神」が印象に残った。 特に、宮本くんの手は自分も手荒れが悪化することがあるので話の中の状況と重なり、痛さがわかってるから余計にトリハダ。 「じぶんち」は世にも奇妙〜とかでありそうな話しで、あまり私は響かなかった。それよりも「ひとんち」の最後にはあなたもだったの!?っと驚愕。