あらすじ
大物実業家・羽柴壮太郎に届いた一通の予告状。差出人の名は「二十面相」。羽柴の健闘もむなしく、家宝のダイヤモンドは思いもよらぬ華麗な手法で目の前から姿を消してしまう。勇敢な少年探偵、小林の活躍で何とか取り戻せたものの、肝心の二十面相はいまだ野放し。そのときまるで運命に導かれるように、一人の大探偵が東京駅に降り立った。劇的トリックの空中戦、ここに始まる!(解説・辻村深月)
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
特に印象的だったのは、紙芝居のような語り口調だ。登場人物のすべてを疑いながら頭をフル回転させて読んでいる自分にとって、「読者もそうお考えでしょう」と寄り添う語り手は、思考の心地よい読みやすさ。鑑識技術のない時代だからこそ際立つ二十面相の化け物じみた変装術や、それを見破り一歩先を行く明智小五郎の圧倒的な観察眼と行動力には胸が躍った。完璧な変装に対し、影武者で返すようなハイレベルな駆け引きも最高だった。
また、二十面相の「人を傷つけない」「予告状を出す」というブレない美学や、明智と小林少年の言葉を超えた師弟の信頼関係にも深く惹きつけられた。なじみのある名探偵コナンやペルソナ5など、今なお多くの作品にオマージュされ続ける理由を原典から肌で実感できた。
Posted by ブクログ
たぶん小学生時代に一度読んでいる 当時江戸川乱歩ものはかなり図書室で借りた記憶がある 図書カードなどの証拠はないけど 子供心にワクワクドキドキして次から次へと読み漁っていた 文章も平易だし子供向け しかしかなりの当て字が出てくるから間違えて覚える恐れあり 二十面相が捕まって終わるハッピーエンドだけど 'ここで終わり?'と思わず突っ込んでしまった 捕まってしまったら小説は終わってしまうよね
変装によって人を騙す手口がたくさん出てくる 裏を返せば どれほど人はうわべだけで人を判断するかという証拠だと思う
人前に登場し名を名乗っても本当に正しいのかまず疑う癖がついた
未だに後を絶たない特殊詐欺 被害者にも 少し見習ってほしいものだ