あらすじ
著者は弱冠31歳で、日本全国に数百の「山」を持つ不動産投資家。俗に、「山王」と呼ばれています。山を所有すると、そこに建つ電柱や送電塔から「敷地料」が入ってきます。電柱1本あたりの収入はわずかですが、数が多いので、お金は着実に貯まります。管理の手間などはほぼかからないため、ほうっておいてもお金が入るのが「山投資」の魅力です。では、なぜそれほど多くの山を手に入れられるのか?ここがこの本の一番のポイントとなります。少ない元手でリスクを最小限に抑え、地道に利益を生むためにはどうすればいいのか、試行錯誤を繰り返した末に辿り着いたのが、著者のオリジナルの投資法です。ひとつは「1円で山を購入する」という方法です。もうひとつは、「売り主からお金をもらって山を引き取る」という、さらに一歩進んだ方法です。常識では考えられないというか、まるで夢物語のように思うでしょうが、どちらも著者が実際にやっている現実の話です。その詳細については、この本の中でタップリとお伝えします。日本人の99%はまだ知らない、山のオーナーになってお金を稼ぐ方法を、本書で初めて明かします。~「はじめに」より一部抜粋~コロナ禍の影響もあって、多くの人たちが金銭的な不安を抱えています。資産形成のために、何らかの方策を探している方も多いと思いますが、「元手がない」とか「経験がない」などを理由に二の足を踏んでいるのが現状のようです。この本でお伝えするのは、お金がなくても、経験がなくても、可能な限りのリスクを避けて、地味だけど確実に儲けるための「一生お金に困らない山投資の始め方」です。最後までお読みいただければ、山投資だけでなく、様々な角度から「儲けのヒント」が発見できると思います。たくさんの方々の固定観念を打ち破り、目からウロコを落とせたらたら幸いです
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Posted by ブクログ
『大多数の人には無い思想と行動力』
・敷地内の電柱を狙った山投資は地味で奇抜
・タダで山を受け取る正当な交渉方法
・人との繋がり、対話が大事 これでビジネスとして動き出す
Posted by ブクログ
この本の前半では、著者自身について、全国の不動産屋に電話をかけ、山を1円で売ってくれるところを探す。それが上手くいくと今度は自分が死ぬまでの数十年分の固定資産税をもらって山を引き取るということもし出す。全国へはプリウスで、高速道路は使わず下道で行く…。というなんともドケチな人間丸出しで、読んでて嫌な気分になった。
しかし、嫌々ながら読み進めていくと、なぜここまで値切っているのかが分かり、著者の素晴らしい考え方がドンドン見えてくる。
著者はお金儲けだけを考えて投資を行っていない。賃貸物件をできるだけ安く買うのは「賃貸弱者」がなるべく安く住めるようにするため。本当にお金に困っている人には1円で物件を売ってあげるためである。
ビジネスにおける考え方もとても尊敬ができる。
① 最も大切なのは「行動力」である。
② 勉強のための投資を惜しまない
③ 失敗を恐れない。経験を積まないと次のステップにいけない。
④ 自分の利益よりも「相手のため」を思ってやる
⑤ 泣き寝入りもしない。あくまでもボランティアではなくビジネスをやっているのだから。
⑥ 電話は絶対出る。できれば直接会って話す。
⑦ 肩書きはいらない。
⑧ 意識的に多くの人から借りを作る。そうすれば相手に何かをしてあげる理由が生まれる。
⑨ 税金はたくさん払う。その税金で整備された下道を走る。
とても素晴らしい人の、勉強になる本でした。
Posted by ブクログ
どんな本だろうとワクワクしながら読む事ができました。
サクセスストーリーとも違うけど失敗談とも違う新しい感覚。
以前、井形慶子さんの「老朽マンションの奇跡」を読んだ楽しさに似た感覚で、しばらく出会っていなかった感情だった。
山を買うことを勧める本とはちょっと違う、山を持つことがどんなことか少し理解できるもので、投資目的の方は参考になるかと思いました。
Posted by ブクログ
6割:山投資4割:不動産投資やビジネスについて
山投資に関しては面白かったが、どれくらい再現性があるのかわからない
田舎の実家の扱いは今後考えたい
融資に関して否定してたが、サラリーマンと投資家ではB/Sの大きさが違うため一概には言えないと感じた
Posted by ブクログ
妻からの貰った本。
不動産というと賃貸の家賃収入が一般的な印象だが、不動産としての「山」にフォーカスを当て、山投資で利益が出る仕組みを解説した本。
私自身、家賃以外にどのような手段があるのか知らなかったので、参考になった。
Posted by ブクログ
発想は面白いし、若いうちから成功していて凄いなぁと思って前半読み進めてたけど、後半は何だか上から目線の話ばかりで、読むのが辛くなったし、だんだんと気持ち悪くなってきた。
こういうタイプの人間の事は、ごく一般の凡人には理解ができない。
第2章までで終わっていたら、とても良い本だったなと思う。
でも1番言いたいのは、第3章の部分なんでしょうねwww
Posted by ブクログ
ハウツーに見せかけて、後の方になって種明かしっぽく自分語りのようになってくるのが面白い。本人楽しそうな生き方に見えるけど、それが成功者のマインドなのか後付けのセルフプロデュースなのかは判別できない。興味深くは読めた。
Posted by ブクログ
株式投資だって株を所有しているだけで配当金というリターンを生んでいるのだから、山を所有して定期的な収入があるのなら、それは立派な山投資というべきなんだろう。
携帯電話の基地局として家の屋根を貸すと月5万円ぐらいになる、という話は以前にも聞いたことがある(高周波で白血病が、、、とは思わないけれど、家の近くにあれがあるとちょっと気になる)し、田んぼの中に何本か電柱が設置されていて毎年5000円ぐらいもらっているという人も身近にいるので山の中の電柱一本あたり200-300円、10本で2000-3000円というのはすんなり納得。固定資産税の課税基準以下(30万以下)のものであればコストもかからない。ただ、安く仕入れないと利回りが出ないので、著者は基本的に1円、最近は処分費として数十万円をもらった上で山の所有を増やしているという。
不動産やさんに100軒かけて1軒とりあってくれるかどうかというレベルらしいので、普通の人がやるにはハードルの高い投資だろうと思う(1-2件ぐらいは幸運にめぐまれるとしても、これを何百もやり続けるのは心が折れちゃいそう)
Posted by ブクログ
著者がすごすぎて、そりゃ真似できないだろと思わなくもないが、やっていることは地道に調べて話を聞いて思いきって行動していること。
簡単なようで難しい、ということはそれをやってしまえば他者より有利に物事が運べるということ。なんだけど、やっぱり難しい。