あらすじ
忘れられなかった初恋の人に、妻をあてがう立場となって再会し――
結婚仲介人として生計を立てるアメリアは、新しい顧客である美しい令嬢を連れて、舞踏会に出席した。そこで彼女は独身主義者と悪名高いストーン公爵と再会する。社交界デビューの年、アメリアは彼にひと目で惹かれたが、ひどく冷たくあしらわれ、初恋は無様に砕け散ったのだった。あの公爵も、ついに花嫁を探すことにしたということ?アメリアが顧客の令嬢を紹介すると、意外にも彼はとても優しく、その紳士的な態度はお目付役のアメリアに対しても同様だった。公爵は令嬢を気に入っているようだわ……。喜ぶべきことなのに、なぜか彼と目が合うたび、その熱いまなざしに心がざわめき――。
■アメリアがストーン公爵に手ひどい失恋をしてから数年。再会時、公爵は彼女を覚えてすらいませんでした。顧客の幸せを願い、公爵との結婚を後押ししようとするアメリアですが、それが実現しそうになったとき、まだ自分が公爵を愛していることに気づくのです。
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Posted by ブクログ
★3.5
結婚仲介人として生計を立てているヒロイン。
新しい顧客は商人の娘だが完璧な美貌を持つ姉妹。
姉妹たちの父親は娘を貴族に嫁がせようとしており、そこでお眼鏡にかかった(?)のが独身の公爵ヒーロー。
ヒロインは昔の自身のデビューの時に一目あった時ヒーローに惹かれるも、二度目の顔合わせで冷たくあしらわれた経験を持つ。
公爵らしく尊大なヒーローなんだけど読んでいると不器用な人なんだなぁというのが印象に残った。
その不器用の裏にある(姉妹たちを傷付けないようにする)優しさだったり、ヒロインを気遣う様子が最高に萌えだった。
ヒロインも30手前ということもあり落ち着いた女性で読みやすかったので、それだけに終盤のヒーローのことを信じきれない部分が残念だった。
ヒロインのせいというか、その展開が急すぎてその部分にもっとページを割いたらよかったかも?
でもそうするとジレジレすぎてイライラしてた可能性も(笑)