【感想・ネタバレ】尼首二十万石のレビュー

あらすじ

柳沢家の恐るべき秘事とは? 幕府の駈込寺潰しの狙いは? 奇怪な策謀に揉まれる男と女。伏線と発想の妙が光る時代小説6編ーー尼寺の鎌倉・東慶寺御用宿につとめる和三郎は、駈込女を助けたことから、幕府の陰謀と甲府15万石の柳沢家の秘事にまきこまれる……という表題作をはじめ、織田信長の子で武田家の人質となる源三郎勝長の生涯に迫る「最後の赤備え」など、時代の渦に翻弄された者たちの数奇な運命を描く、傑作6編を収めた時代小説集。

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Posted by ブクログ

6編の短編集で戦国関連は「最後の赤揃え」と「袖簾」の2編で「雨の大炊殿橋」が武蔵が出てくる江戸初期の話。前者が岩村城落城の折りに武田家に人質として送られ後に本能寺の変で長兄信忠と共に命を散らした勝長、後者が伊勢新九郎こと北条早雲の恋話。私は「袖簾」が好き。やさしい話なのです。実はと真実がわかった時に尼僧天光の選んだ選択に幸多かれと願うばかりです。

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2009年10月25日

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