【感想・ネタバレ】平安貴族 嫉妬と寵愛の作法のレビュー

あらすじ

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雅で風流な国風文化が花開いた平安王朝の時代。おそらく多くの日本人は、この時代のことをそんな風に思っているに違いない。だが、史料をつぶさに読み解いていくと、それはあくまでイメージであり、勝手な先入観であることに気づくだろう。王朝貴族たちは官僚社会の中で、上下関係がはっきりしたピラミッドを形成。激しい出世レースを強いられることになり、努力すれば昇進の見込みもあったが、強権を発揮した藤原道長の時代になると縁故癒着が当たり前となって、その道も閉ざされた。女性貴族も家系存続のためにと、必死になって教養を身につけ、皇家や上級貴族から寵愛を受けられるように最大限の努力を重ねた。だが、右も左も同じように考えるライバルで溢れ返り、嫉妬心を燃やしていた。もちろん、和歌を詠よんだり蹴鞠をしたり、四季折々の花を愛でたりと、雅な側面もあるにはあったが……。本書は、そんな平安王朝の貴族たちの暮らしや文化にスポットを当て、数多くのイラストとともに、そのリアルな姿を浮き彫りにした。平安時代は上層階級に位置した貴族たちが、ただ楽しく過ごしていたわけではない――。本書をお読み頂ければ、そのことがより明確になるだろう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

道長は4人の娘を天皇家にと次がせた。頼通の娘を天皇の后にしたが、男児が生まれなかった。その後没落。
役人になるための大学寮は授業料が不要だった。
3歳までは男女とも子どもは坊主だった。
披露宴は、結婚してから3日後の夜に行われた。3夜通い続けなければ結婚は成立しなかった。

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2024年08月23日

Posted by ブクログ

民俗学の専門家が、わかりやすく、現代に置き換えながら解説しており
読みやすい。
入門者向けで、高校生が古典学習のお供にしたら、
古典に親近感がわくのではないかなぁ

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2021年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに
第1章  後宮の作法
第2章  暮らしの作法
第3章  通過儀礼の作法
第4章  年中行事の作法
第5章  住まいの作法

<内容>
歴史の作法シリーズの1冊。平安貴族の生活をさまざまな側面からシンプルに(図などを多用し)まとめている。

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2020年10月16日

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