あらすじ
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歴史に名を残した偉人たちとはちょっと違う下級志士がテーマです。志士も多くは誰もが歴史小説のように“立派“だった訳ではないのです。中には、時間だけはたっぷりある幕府のごく潰しの武士たちが、暇だったので攘夷というブームに乗ってみた者、給金目当てで佐幕側についた者もおり多種多様。逆に農民も、動乱のさなか、運があれば武士(もどき)になれてしまう為、頑張りすぎてしまった者がいたりと人生いろいろ……。
そのようなこれまでの志士像では捉えきれない当時の空気感や時代性を詳細に解説しております。
全ページを判りやすいイラストと文章で構成。時代に翻弄された志士たちの生きざまを通じて幕末の本質に迫ります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
急激に変化していった時代の流れに追いついていけた庶民は一体どのくらいいたのだろうか。
何百年も続いていた生活習慣が禁止をされてしまうのは非常に厄介だったのではなかろうか。
当時の流行り廃りをはじめ、何故流行ったのかも現在まで分からないことも、少し前の時代の事でもあるのだなと疑問に思ったが、市民全員が勉学に勤める時代になったのは本当に最近の事だと知り、そりゃあ文章として残したりはなかなかできないよなと納得。
何となく流行、なんとなく飽きて、なんとなく廃れていく文化はいつの時代も起こるものなのだろう。
学ぶことよりも家事の手伝いを重んじていた時代、小学校に反対して放火までしてしまう心理も良く分かる内容となっていました。
幕末と言えどまだ150年程しか経っていないのに、本当に一気に文明が進んだのだなと実感させられる内容となっていて非常に良かったです。
Posted by ブクログ
幕末から明治を生き抜いた攘夷と佐幕の志士、彼らの作法・流儀などが解説されている一冊。
幕末志士の作法、攘夷派と佐幕派の作法、武器の作法、幕末志士が作った維新の作法、の4章で構成されます。
どの章どの項から読んでも良い豆知識集であり、簡潔明瞭な解説に加えて沢山のイラストが理解を助けます。
特に面白く感じたのは『政府によってザンギリ頭は強制的に実施された』の項でした。
そこから一部を引用して結びといたします。
“愛知県では巡査が各地を巡り、ちょんまげを結っている者を見つけるたびに法令の内容をわかりやすく説明したといわれている。”
“半髪頭を叩いてみれば因循姑息の音がする。総髪頭を叩いてみれば王政復古の音がする。ジャンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする”
“髷頭を惜しむ人々は、最後にその姿を写真におさめようと写真館へ詰めかけたという。”
“現在の福島県では髷を結う髪結いの店に地方税を課し、その一方で散髪屋を無税にして散髪を推奨した。滋賀県ではちょんまげを結っている者に税を課していたという。”