【感想・ネタバレ】幕末 志士の作法のレビュー

あらすじ

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歴史に名を残した偉人たちとはちょっと違う下級志士がテーマです。志士も多くは誰もが歴史小説のように“立派“だった訳ではないのです。中には、時間だけはたっぷりある幕府のごく潰しの武士たちが、暇だったので攘夷というブームに乗ってみた者、給金目当てで佐幕側についた者もおり多種多様。逆に農民も、動乱のさなか、運があれば武士(もどき)になれてしまう為、頑張りすぎてしまった者がいたりと人生いろいろ……。
そのようなこれまでの志士像では捉えきれない当時の空気感や時代性を詳細に解説しております。
全ページを判りやすいイラストと文章で構成。時代に翻弄された志士たちの生きざまを通じて幕末の本質に迫ります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

急激に変化していった時代の流れに追いついていけた庶民は一体どのくらいいたのだろうか。
何百年も続いていた生活習慣が禁止をされてしまうのは非常に厄介だったのではなかろうか。
当時の流行り廃りをはじめ、何故流行ったのかも現在まで分からないことも、少し前の時代の事でもあるのだなと疑問に思ったが、市民全員が勉学に勤める時代になったのは本当に最近の事だと知り、そりゃあ文章として残したりはなかなかできないよなと納得。
何となく流行、なんとなく飽きて、なんとなく廃れていく文化はいつの時代も起こるものなのだろう。
学ぶことよりも家事の手伝いを重んじていた時代、小学校に反対して放火までしてしまう心理も良く分かる内容となっていました。
幕末と言えどまだ150年程しか経っていないのに、本当に一気に文明が進んだのだなと実感させられる内容となっていて非常に良かったです。

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2025年11月26日

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