あらすじ
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】
「……俺は、どうせ誰かの一番には、なれないから」
弟に婚約者を奪われ、職も家も失ったオメガの漣は、アルファの央我に拾われ、彼の屋敷で働くことに。今までと違ってオメガでもまっとうに扱われることに戸惑う日々。なぜか屋敷の人たちに応援されながら、漣と央我の距離は近づいていく。ある日、央我の秘密と、自分が拾われた理由を知った漣は同時に失恋したと思ったが……!?
これは愛されることを知るまでの物語。
感情タグBEST3
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オメガバース
大好きな栗城さん作品を作家買い。
アルファ領主×オメガ使用人
割と後半まで、気があるんでしょ?と思ったら否定され…の繰り返しでなかなかつらいものがあります。
罵倒されこき使われるのが当然の育ちのせいでかなり卑屈な受けですが、文化をまたいだと思えば納得。
物語のちょうど中盤に、タイトルにもなっている場面があります。ここを起点に2人の気持ちが動き出すのですが、受けに感情移入して読んでいるとなかなかつらいシーンでしたね…。変形両片思いなのですが、ここからもなかなかくっつきません。とても良い不憫受けでした。