【感想・ネタバレ】新エネルギー戦争の罠(電子復刻版)のレビュー

あらすじ

2001年9月11日の米国同時多発テロ以降の対テロ戦争に勝利し、国民の圧倒的信望を得たブッシュ米大統領が、その最中、米エネルギー大手エンロンの経営破綻が米政権を直撃。エネルギー市場の先行き不安を感じさせた。事実、2050年に世界中のエネルギーが枯渇し人類滅亡が必至とされる。石油から原子力、天然ガスへの大転換といった新エネルギー戦略の勝者を見据えた、迫真の未来予測小説がすべてを証す!!

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Posted by ブクログ

2002.4に出版されたこの書籍。
怖いぐらいに"エネルギー問題"を軸に、現原子力政策の問題点を定義している。
唯一、惜しいのは津波による崩壊とは構想されてなかったことぐらいか。。。

0
2012年01月12日

Posted by ブクログ

エンロンがなぜ崩壊したのかを知りたかったが、
テーマは違う方向に進んでいった。
アメリカの政策の根幹が、エネルギー政策にある。
また、ブッシュもそのオイルマネーの上に乗っかっている。
エンロンが、1985年に開始して、
全米7位まで上り詰めたが、破綻してしまった。

2001年9月11日のニューヨークツインビルの
テロから物語は始まる。

経済タイムスの黒岩光一記者が、
至る所に顔を出して、「地球温暖化」という中で、
エネルギー政策を考えることになる。
超小型原子炉による発電事業を推進する。
熊井という原子力研究家の特許によるもので、
これがきわめて重要な意味を持っている。

中近東は、イスラエルパレスチナそして、
悪の枢機侯のサダムフセイン。

鬼塚隆介が、おもしろい駆け引きをする。
「一度でも大事なところで退いた人間は、
また大事なところで退くものだ。」
この一言がいいたかったのかもしれない。

「超小型原子力発電所」を駆け引きに、
ロシアのシベリア開発を、サウジアラビアの淡水化事業を、
うまくのせながら、原油の輸入交渉、
そして和平交渉へと発展させていく。

地球の温暖化によって、
台風の脅威を増すというのがおもしろい。
風速70メーターになるという。

0
2012年10月26日

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