【感想・ネタバレ】ヘンな科学 “イグノーベル賞” 研究40講のレビュー

あらすじ

笑える科学 “イグノーベル賞" から、40の受賞研究を紹介!
「なぜバナナの皮を踏むと滑るのか?」
「バッタはスターウォーズを観ると興奮する」
「人間をやめてヤギになったデザイナー」etc……
人々を笑わせた研究を称える「イグノーベル賞」。その研究内容のユニークさから、毎年行われる授賞式は科学に馴染みのない人からも注目を集めます。
本書では、そんなイグノーベル賞の受賞研究から最新の「笑える」科学ネタを厳選。ときには自らを実験台にし、ときには何十年も同じ研究を続け、私たちに身近な疑問をとことん追求します。
本家のノーベル賞とは一味違った、肩の力を抜いて楽しめる科学をお楽しみください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人々を笑わせ、考えさせた研究に対して送られるイグ・ノーベル賞を受賞した研究の内容と、研究者の人となりを紹介する、気軽に読める科学の本。

イグ・ノーベル賞と言えば「不名誉な賞」「ふざけている」といった印象を持つ人も多いようだが、この本を読むと、受賞者たちは実は思いのほか真剣に、科学の進歩と人類の発展のために本気で研究をしていて、その結果として「面白くて興味深い成果が出た」ということでイグ・ノーベル賞を授与されていることが分かる。科学の世界において、本気と悪ふざけは紙一重、ということか。
中には、一部の人にとってまさに天啓ともなるような研究成果もあったりして侮れない。

全体的に語調としては緩めで、200ページ超あるが2日もあれば読み終えられる。気楽に肩肘張らずに、いろいろな研究の過程とその成果を知ることができる、エンタメ科学本というところか。

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2023年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平社員がよく仕事ができて昇進するとする。そこで能力が発揮できないとその先に昇進できず落ち着くがそこでも有能だとまた別のフィールドに行く。そうやって組織で有能な人を昇進させ続けると無能になるまで場所を変え続ける。そうして組織全体が無能な人で蔓延するとするピーター仮説が逆説的で面白かった。そうの趣味レーションをしたら有能社員を昇格させるよりランダムに昇格させるのがベストっていう結果が出たらしい笑。まぁ実際はモチベとかの話もあるからそんな簡単な話ではないやろうけど。

3、4回転もするハンマー投げより一回転半しかしない円盤投げの方が目が回らないってのも面白いな。要は視点の固定と頭と体の動きが一致してるかどうかが酔いに影響するらしい。やから酔わんようにするには、頭と体固定して視点も固定するのが良いらいしい。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

体のどこをハチに刺されたら一番痛いか、自らの体で実験した研究がバカバカしくもその探究心は感動的。(答えは小鼻)

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2022年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イグノーベル賞というのは 知っていましたが
ニュースで出ていたものくらいしか記憶にありませんが
面白い研究がこんなにもあったのですね。

目次を見るだけでも 笑えますが
その中で 私の中でヒットしたものをいくつか選びました。

ジェットコースターで尿路結石が通る。
とは言っても普通のでは なく ビッグサンダーマウンテンじゃないと効き目がないそうです。

いびきを改善する楽器。
オーストラリアのディジュリドゥを吹くと改善するそうです。

わさびを使った火災報知器。
聴覚障害の方々への研究。

ニシンはおならで会話する。
魚のコミュニケーションツールの一つだそうです。

名前を付けられた牛は牛乳をたくさん出す。
愛情を受けた牛と受けてない牛の乳量の差が出た。

これだけでも面白いですよね。
楽しい内容でした。

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2022年03月30日

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