あらすじ
あっという間に本1冊の内容を頭に入れて、結果に結びつける。
そんな理想的な読書術をYou Tube図書館を開設する金川顕教氏が解説します!
著者は現在、月に60冊のペースで本を読破しています。本書ではその経験から導き出したオリジナルのノウハウをもとに、成果に変えるためのアウトプット読書術を紹介。
この本を読めば、“読んだのに何も残らない読書"とは、さよならできます!
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Posted by ブクログ
目的:効率的に読める本の読み方を知りたい。
具体的には:30分〜1時間で1冊読めるようになる。
一言で言うと、「本を多く読むと成長できる。だから、効率的に本を読む方法を紹介するよ」という本。
著者が紹介する本の読み方は
4ステップで4回本を読むこと
1予測読み
タイトルや帯から内容を予測する
2断捨離読み
「はじめに」と「おわりに」を読んで「著者が言いたかったこと」を掴む。
その後、目次を見ながら読むところと読まないところを決める
3記者読み
読むと決めたところを熟読
本との対話。最も重要な部分
4要約読み
「人に伝える」ことを意識してまとめる。正解はない。著者が伝えたいことがAだと思っても、自分はBの方が重要だと思うならBを優先
2:8の法則。
本の内容は2割が分かれば、残りの8割は予測できる。思い切って切り捨てよう。
同じジャンルの本を4冊買って読もう
似たような情報に触れる期間を長くするため。また、ある一つの事柄に対しての、著者ごとの見方の違いに触れやすい
Posted by ブクログ
『読書革命』は、読書の目的を「知識の獲得」にとどめず、「自分自身の思考を磨く」ための方法をインプット,アウトプットに分けて提案している。
インプットに関しては、1冊を4回に分けて読む「予測読み・断捨読み・記者読み・要約読み」というステップが紹介されている。また、記憶の定着を図るために、同ジャンルの本を4冊同時に読むことや、アウトプットを通じて理解を深めることが推奨されている。
アウトプットに関しては、単に知識を再現するだけでなく、相手にとって理解しやすく再現性や汎用性がある形で伝える工夫の重要性が強調されている。 印象的だったのは「同ジャンルの本を同時に読む」という発想である。これまでの私の読書習慣にはなかった方法であり、知識を比較・整理しながら定着させる点で新鮮に感じられた。
一方で、アウトプットの位置づけにはやや混乱を覚えた。当初は「自分の記憶定着のため」として紹介されていたが、読み進めるうちに「相手に伝えるための練習法」へと重点が移っていく。この二つの目的がどのように結びついているのかが明確に示されていなかった点は惜しまれる。 そのため、本書は一冊にまとめるよりも、「インプット編」と「アウトプット編」の計2冊に分けたほうが理解が深まりやすいのではないかと感じた。特にアウトプットについては、「記憶定着のための方法」と「相手に伝えるための方法」を整理して説明すれば、読者はより実践に移しやすくなるだろう。 総じて、本書は読書法の新しい切り口を提示する刺激的な内容である。ただし、アウトプットの目的と方法論の整理がやや不十分に感じられた点は改善の余地がある。とはいえ、読書を「思考を磨く営み」として再定義した意義は大きく、自身の読書習慣を見直すきっかけとなる一冊だった。
Posted by ブクログ
今までは本を読んでなるほどと思って次の本を読もうとしていましたが、自分のものにするにはアウトプットが必要なことはがわかりました。アウトプットする時には人にわかりやすく伝えれるようにしてみようと思います。