【感想・ネタバレ】縄文vs.弥生 ――先史時代を九つの視点で比較するのレビュー

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Posted by ブクログ

<目次>
第1部  経済活動の基本原理
 第1章  縄文農耕と弥生農耕~レプリカ法で探る
 第2章  二つの漁撈と海人集団の役割
 第3章  山と里の狩猟民
第2部  ライフヒストリーと社会
 第4章  通過儀礼の変容~耳飾り・抜歯・イレズミ
 第5章  祖先祭祀の三つの形~縄文と弥生の死生観
 第6章  不平等と政治の起源
第3部  文化の根源・こころの問題
 第7章  土偶が映す先史のジェンダー~男女別分業と共同参画の起源
 第8章  立体と平面~動物表現にみる世界観
 第9章  縄文土器と弥生土器
 終章   弥生のなかの縄文

<内容>
タイトルは縄文と弥生の対立のように見えるが、そうではなくて、弥生=大陸、縄文=原日本人 のような関係ではなく、実際には縄文文化の中に弥生文化が溶け込むように広がった、ということ。第6章の縄文=平等社会、ではないというのは、「そんなものなんだよね」という感想(トランスエガリタリアン社会、という難しい用語が出てくるが)。第7章の土偶の分析は面白かった。第4章の耳飾りやイレズミの話も。知っていることだけど、深掘りしてくれた、が率直な感想。

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2022年03月04日

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