【感想・ネタバレ】バンコク楽宮ホテル(電子復刻版)のレビュー

あらすじ

喧燥と異臭、猥雑の入り交じるバンコク・チャイナタウンのはずれに建つ楽宮旅社。一九八〇年、そこはラオス難民や娼婦や、マリファナと酒と倦怠の時を求めて淀む日本人若者の定宿でもあった。博打打ちの狂犬病氏、フリーライターのフグやん、ガイドの成島くん、ボランティア志願・鼻くん、ドラッグ中毒・九車(くぐるま)……日本の都会の人間関係を逃れ、戦闘の続くアジアの片隅にひっそりと息づく若者たちを描く話題作。

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Posted by ブクログ

1980年頃、というから、今から30年強前のバンコクを舞台にした小説。

小説自体もなかなか面白いけれども、僕のようにバンコクに住んでいる人間からすれば、現在のバンコクと当時のバンコクの違いがなかなか面白い。
僕の知っているバンコク駐在員の中には駐在歴が10年以上の方も、まれにいらっしゃる。そういう方たちに、今のバンコクと当時のバンコクの違いの話を聞くのはなかなか面白いのだけれども、この小説は30年以上前のバンコクを舞台にしているので、現在との落差はそれとは比べ物にならない。
バンコクがこの間に経済的に相当に発展してきたことが実感として分かる。

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2012年08月27日

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