あらすじ
関宿城主・久世豊広を惨殺した謎の浪人は、古河のやくざ郡兵衛一家の三男坊・伊之助を伴い江戸へ出る。伊之助は、江戸で兄二人と再会を果たすものの、三兄弟の背後には、浪人を追う何者かの罠がせまる。書き下ろしシリーズ第二弾。
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Posted by ブクログ
無言殺剣シリーズ②
江戸に向かった伊之助と黙兵衛。江戸でヤクザの見習い(?)をしている伊之助の2人の兄と会ったり、黙兵衛の隠れ家で謎の住職と謎の美少女に会ったり。
話は前作と続いていて、前回夫を殺された大店の奥様が追っ手を放って黙兵衛を殺しにきたり、前回殺された大名の家臣が、黙兵衛を生け捕りにして土井家の仕業であると証明させた後土井家を取り潰そうとやはり追っ手を放つ。
黙兵衛の強さはほんと半端ないです。伊之助が一応役に立ってはいるようだけど、まだ今のとこはいなくても黙兵衛1人でなんとかなってそう(笑)
伊之助の兄達にはビックリ。時代小説ってそういうものなのかな?漫画とか軽めの小説なら、主要人物の身内はそうそう死なないし、ピンチに誰か助けに来てくれるパターンが多い。死ぬにしても拷問されたり簡単には殺されまいと戦ったり。でもこれはあまりにもあっさり死に過ぎだ(-。-;