【感想・ネタバレ】子爵が見初めた蕾のレビュー

あらすじ

子爵が乙女の唇に残した永遠に消えない、キスの刻印。

18歳のルーシーは、遠方の父親から思いも寄らぬ手紙を受け取った。なんと彼女を結婚させるというのだ。ずっと年上の、中年男と!婚約を社交界公認のものにするため、彼女は無理やり盛装させられ、婚約者となる男とともに、華やかな舞踏会に連れていかれた。と、二人の間に割って入ったハンサムな男性がいた。ロックリー子爵だ。彼はルーシーを静かな庭園に連れ出すと、優しく慰めた。「君は無垢で、若すぎる」そう言いながらも、甘いくちづけをして……。ルーシーは、子爵こそ私の愛する人と悟ったが、このキスによって婚約は破談になり、ルーシー自身も欧州に身を隠すことになる。1年後、美しい淑女となって戻った彼女に、ロックリー子爵は――

■ヒストリカル・ロマンスのベテラン作家ヘレン・ディクソンによるみずみずしい初恋の物語をお贈りします。美しい大人の女性となり再び子爵とめぐり会ったルーシーですが、実は彼と元婚約者との間には因縁があることがわかり……。波瀾万丈なロマンスの行方は?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5

アメリカ人のヒロインは幼い頃に母親が亡くなりイギリスの淑女となるための学校へ入れられてしまう。
そして卒業を目の前にしたとき急に父親から手紙で婚約者が決まった、と強引に出されてしまう。

その結婚を拒絶するヒロインと、ヒロインの婚約者と因縁があるヒーロー。
婚約者と出席させられた舞踏会でヒーローと仲良くしているところを見られて婚約は破談になりヒロインは欧州へ…というところまでが裏表紙のあらすじなんだけど、ここに辿り着くまでが長い(笑)
大体3分の2くらいまで読んだところでようやくヒロインが旅立つのでいつ欧州へ行くのかな、と思いつつ読み進めてた。

それにヒーローとも舞踏会以前に会っており、あらすじから想像した話とは大分違った。
スキャンダルの後にヒーローの祖父と妹がいる家に匿い良い感じの仲になるんだけど最終的にヒーローはヒロインを拒否するというか、ヒロインの名付け親と欧州へ行くことを勧める。

ヒロインは勿論傷付くんだけど学校を出たてで純真な若いヒロインと、仲違いしていた祖父と和解して爵位を継ぐ為にイギリスへやってきたばかり+身体共に傷付いている妹も抱えているヒーロー。
別離は賢明な判断だと思う。

無垢なヒロインも可愛いけどヒーローも優しくて完璧だった。
特に再会してからのヒロインへのアプローチがときめく。
元々アメリカで育ち、船長として旅をしていた経験もありヒストリカルの英国貴族特有の傲慢さもなくて優しいヒーロー。

ヒロインの元婚約者は嫌な奴だしクズ人間だけど残酷な奴ではなかったのかな。
ヒーロー妹のスピンがありそう?

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2022年11月07日

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