【感想・ネタバレ】インターネット的のレビュー

あらすじ

「おいしい生活」「不思議、大好き」等のコピーで一世を風靡した糸井重里。今や一日35万アクセスを誇る『ほぼ日刊イトイ新聞』を開設し、IT・インターネットの世界でもカリスマ的存在として注目される著者が、未来の生活コンセプトを打ち出した!それが、「インターネット的」。自身のホームページを超人気サイトに育てる中で見えてきた、これからの仕事と生活。誰も教えてくれなかった「インターネット的」世界の秘密がこの一冊に!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本が2001年に出版されたというのが信じられない。

これだけ10年後の正確なイメージを持つ人が、当時存在したというのは、その頃まだ年端もいかぬ子供だった私にとって、衝撃以外の何ものでもない。

インターネット的な世界は、これからさらに加速していくだろう。
Facebook、Twitterに代表するSNSは、人と人をさらに深く繋げている。世界は小さくなっている。
それを活用するのは、人次第だ。筆者の望むような世界になれば、とても素晴らしいことなのだが。

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2012年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【「インターネット的」3つの鍵】
①リンク
②シェア
シェアの法則はヨガなどの呼吸法に似ている。先に息を大きく吐き出すからこそ、新鮮な空気をいっぱい吸える。→情報はたくさん出した人のところに集まる
③フラット

【3つの鍵の象徴―"Only is not lonely"】p40
覗き見ている画面(世界)が、必ずしも、その孤独なひとりひとりに対して冷たいものだとは限らないではないか。画面の向こう側に、孤独な自分と同じ目をしてこっちを見ている人間の気配を感じた時には、「孤独」と「孤独」の間につながりができて、「孤独」であることが、終わってしまうのです。
つながりすぎないで、つながれることを知る。

山岸俊男「正直は最大の戦略である」『信頼の構造』p101

山岸俊男『安心社会から信頼社会へ』が『ほぼ日』の母なら、梅棹忠夫『文明の情報学』は父にあたる。

筋肉系の工業化社会→神経系の情報化社会ときて、そのあとにはどんな社会がくるのかということも、なかなか興味深いことです。ぼくは、それは「魂(スピリット)の社会」なのではないか、と一見オカルトに聞こえますが、思っています。p113

「健康のためなら死んでもいい」p128

いま、人々が政治家に求めているのと同じ事が、それを言っている人々にも要求されている。p227

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2013年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学時代に読んでた本の再読、つまみ食いならぬ、つまみ読み。
(ミシマ社の三島さんの編集した本らしい)

「パブリック」「シェア」「フリー」って言われる昨今だけど、「糸井さんはずーっと前に、そんなコト言ってなかったっけ?」と思ったのが、そのきっかけ。

その正解は「リンク」「フラット」「シェア」でした

「情報はたくさん出した人のところに集まる」とか、津田さんが「情報の呼吸法」で強調してたことも出てくるし、レシピサイトが「インターネット的」だとか、クックパッドを予感させることも書かれてる。

これは「予言の書」だ。

(残念ながら、「インターネット的」のいいところだった「フラット」さは、失われつつある。実名のSNSが台頭しつつあるから…。)

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2012年04月08日

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