あらすじ
1941年、イギリスは敗北の瀬戸際にあった。アメリカなどから食料や燃料を運ぶ輸送船がドイツ軍のUボートによって次々と撃沈され、飢餓で戦争継続が不可能になりつつあったのだ。この窮状を打破するため、一度は海軍を去った退役中佐ギルバート・ロバーツに白羽の矢が立った。彼の任務は、Uボートの作戦行動の秘密を探り、有効な対抗手段を考案し、それを大西洋を航行する艦長たちに伝授すること。そんな困難な任務を可能にしたのは、戦場から遠く離れた司令部でプレーされたボードゲームと、有能な若き海軍婦人部隊員たちの存在だった──。知られざる歴史の1ページに光をあてる、サスペンスフルな傑作ノンフィクション!/解説=重力堂信光
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Posted by ブクログ
ボードゲーム好きとしてエピソードに興味を持ち読んでみた。内容自体は面白かったし、後味には現実の苦みがあるものの、物語として悪くなかった。
……のだが、現実の戦史にはあまり詳しくなかったので、解説を読んで初めて、割と印象操作というか偏向というか、都合よく編集された話だったのだなと思った。それにつけてもボードゲームしたい。