【感想・ネタバレ】クリエイティブなマーケティングのレビュー

あらすじ

1日あたり7.5時間。
スマホ、パソコン、テレビなどといったメディアに接している時間です。
情報をシャワーのように浴び、情報疲れを起こしている潜在顧客に
商品やサービスをどのようにアピールすればいいのか――。
情報過多時代に、マーケティングが困難になったといわれるゆえんです。

ある調査によると
「80%以上の生活者が、現在使っている製品の性能や効果に満足している」
といいます。
つまり、スペックで差別化するのはほぼ不可能となった、といえるでしょう。

マーケティング/ブランディングが難しくなった時代に
新しいアプローチとして注目を浴びているのが「PJMメソッド」です。

Pの「パーパス」は存在意義のこと。
「そのブランドが社会になぜ存在しているのか?」
「そのブランドがあると社会にどんないいことが増えるのか?」を規定します。
Jの「ジョブ」は、生活者がそのブランドにお金を払う本当の理由・欲求を指します。
Mの「モーメント」は、生活者がブランドを欲するリアルな瞬間のことです。

つまりPで「ブランドの存在意義」が決め、
JとMで「リアルな欲求・瞬間」を明らかにする――。
その先に、ブランドとして提供するべき、本当の顧客体験が見えてくるのです。

博報堂グループでわずか約10名しかいない
「ストラテジック・クリエイティブ・ディレクター」の著者(最年少)は
自身が考案した「PJMメソッド」を活用し、広告コミュニケーションはもちろん、
ゼロから金融サービスを作ったり、IoTプロダクトの顧客体験を開発したり、
事業統合を推進したり、日用品ブランドのリブランディングに取り組んだり、
目の覚めるような実績を挙げています.

話題のDXとも親和性が高いPJMメソッド。
ぜひ本書で、新しい価値と顧客体験を生み出す、
最新のマーケティング手法を習得してください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アイデア、発想のヒントとして。

メモ
・pjmメソッド purpuseブランドの存在意義
     jobブランドに対して持つ本当の欲求
     moment現れる具体的な瞬間
     を発見する
・競争発想のマーケティングは限界を迎えつつある。
 消費者に不足が蔓延する環境でなくなりつつある
・pjmは3cの逆転盤とも。
 パーパスはカンパニー
 jobは競合、momentは顧客
 ブランドらしさ、自社らしさから捉える発想。
・1ブランドの存在意義であるパーパスを起点に
 2生活者の持つジョブとフレネミーを発見し
 3狙うべきモーメントを絞り込み、
 4生活者にとって理想のブランド体験を設計していく もの
・ブランドを見直す視点
 WE私たち 創業者の立ち上げの思い、ブランドの野望、関わる人のモチベーションや期待。経営層ヒアリング、社員アンケート、コミュニケーション変遷など
 YOUステークホルダー ファン関係者の声、パートナーの本音、有識者の見立て、競合ブランドの思い。インフルエンサーヒアリング、覆面座談会
 HEROブランドの憧れ、モチーフ。●業界のAPPLE
・作り出したい社会、解決したい社会課題の具体化
 社会を捉えるテーマ、切り口
 今の社会生活の希望絶望
 なぜそう思っているか
 どうしたらもっと良くなると思うか
 そのために何をするべきだと思うか
・格上げ方
  ●ではなく●へ
   例 手段でなく目的
     結婚予約でなく、幸せのきっかけをなど
・いいパーパスのための5つのチェックポイント
  社会に対して具体的に志を表明できているか
  ブランドらしい個性を忘れてないか
  便利でなく嬉しいを目指しているか
  ブランド新しいパートナーが思い浮かぶか
  カテゴリを超える新しいアクションが思い浮かぶか
・ニーズとジョブの違い。
 ニーズは具体的顕在化したもの。ジョブは気持ちの部分が大きいもの。ただ、明確に分けられる概念ではない。
・モーメントはツイッター、インスタ、アプリストアで調査することが可能。
・ブランド名+感情ワードで絞り込み
・デジタイズ一部の手段のデジタル化。置換
 デジタライズ ビジネス全体のデジタル化。新たに付加価値も生み出す。
 デジタルトランスフォーメーション ブランド思考・体験のデジタル化。転換。
・デジタルが実現するUXは怠惰化。わがまま化、健全化。オートメーション、パーソナライズ、サステナブル

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2022年05月03日

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