あらすじ
もしも、絶滅した生き物をよみがえらせることができるとしたら?
マンモスから採取した細胞核をもとに、マンモスを復活させられるのでは?
――20年前から近畿大学が取り組んできた「マンモス復活プロジェクト」を、
「若おかみは小学生!」の著者、令丈ヒロ子氏が徹底取材。
それぞれの専門を生かし、得られた研究結果を次の研究者へとバトンのようにつないで、
ついに世界を驚かせる論文を発表したプロジェクトチームの熱い日々を描く、
本当にあった物語。
<すべての漢字にふりがなつき。小学校上級・中学生から>
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Posted by ブクログ
これは面白い。まるで、映画のジュラシック・パークのような本当の話。夢があるし、本当に何年後かには実現していそう。ちゃんと、夢だけではなく、実現するためにあるリスクや問題点も挙げられている。
研究って面白そう!と思うと同時に、こんなに何年もかけて頑張っている人達がいるんだという気持ちにもさせられる。こどもが、自分の興味や不思議を探求するということに、興味を与えるきっかけにもなるような一冊。
4年生くらいからの高学年に是非オススメ。
Posted by ブクログ
なんて恐ろしいプロジェクトなんだろうと思いつつ、やっぱりロマンあるなと思わざるを得ない。
そんなプロジェクトを進める近大生物理工学部に正直興味はあったが、実際今どうなっているのか。
2019年のマンモス展には惜しくも行けず、全く理解できていなかった。
それがなんとかなり昔から始まっており、最近になってマンモスの細胞が生きていると確認ができ、しかしそこで一旦頓挫し立て直していたとは。
まさにロマンと夢に溢れたプロジェクト。しかしそこに立ちはだかる現実の壁。それを小学校高学年や中学生にも分かるように工夫された書籍。未来に悩む子どもたちにぜひ読んでほしい。