【感想・ネタバレ】はじめて学ぶ環境倫理 ──未来のために「しくみ」を問うのレビュー

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Posted by ブクログ

すごくわかりやすい。文章が明晰で中身がスッと入ってくる。

環境問題に対して個人でアプローチするのももちろん大事だが、政府を中心に社会全体が実践できるように法などを整備することが大切だという考えは、なるほどと思った。自助努力で終わりにするのではなく、公助の部分を促していたのは、納得せざるを得ない。
そう考えると、ビニール袋有料化はプラスチックごみを減らす政策として即しているといえる。

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2022年11月26日

Posted by ブクログ

はじめて学ぶ環境倫理 ─未来のために「しくみ」を問う。吉永 明弘先生の著書。環境問題、地球温暖化、生物多様性、環境倫理、持続可能性。一つ一つのキーワードを見聞きする機会は増えていても、環境問題、地球温暖化、生物多様性、環境倫理、持続可能性という言葉の本当の意味を理解している人は少ないと思う。環境問題、地球温暖化、生物多様性、環境倫理、持続可能性はどれも未来のためのしくみを作るためにはなくてはならないもの。環境倫理を学ぶのに子供も大人も老いも若きも関係ない。人類みんなで考えるべき問題。

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2022年08月04日

Posted by ブクログ

どちらかといえば環境問題を意識して日々の生活行動をしてきた自覚がある。
しかし本書の中で「環境教育によって、環境に優しい消費をするよう促されているが、環境を守るには「消費の仕方」ではなく「生産の仕方」を改めるべき。問題解決を消費者のエコな選択に委ねるのは間違っている。それは消費者に環境問題の責任を過剰に分配している。」という旨の記述があり、ハッとさせられた。

消費者行動にももちろん意味はあるだろうが、そこまで責任を感じて行動する必要は無いのかも知れない。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

・環境破壊の責任は消費者ではなく生産者にある
・一人ひとりの心がけ、ではなく社会を変えるアクションを行うことが環境を守ることに繋がる

昨今よくSDGsが話題に上るが、やってもほとんど意味のないことをSDGsと称して高らかにアピールする人も増えている。そんな人たちにこそ読んで欲しい本。「一人ひとりができることを」では意味がないと断言していて、環境問題に対して今まで抱えていたモヤモヤを取っ払ってくれる。本当に持続可能な社会を目指すなら、この一冊で終わらず関連書籍にもあたり、正しい教養を身に付けていく必要がある。

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2022年03月23日

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