あらすじ
小学生のお子さんを持つ親御さん(保護者さん)は、わが子に「勉強好きになってほしい」「成績がどんどんよくなってほしい」と願っています。しかし、実際は「子供が勉強嫌い」「ゲームのほうが好き」というケースが、よくあります。そうなってしまう大きな原因は、「子どもの評価基準が成果主義であり、そして子どもが成果を出せないから」です。子どもの評価は「行動主義」で行うのがポイントです。行動を積み重ねることで結果を出せるようになるのです。では、その「行動」を積み重ねるにはどうすればいいのでしょうか? それが「習慣化」です。本書では、一度身につければ一生ものの「習慣化の技術」を、科学的根拠にもとづいてお伝えしていきます。
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Posted by ブクログ
具体的で、納得感があります。
冒頭に有名なマシュマロテストの話が引用されており、えっ!?と期待ハズレと感じたのですが、後半で最近の知見もきちんと説明されています。
親子関係では実践の難しさはありますが、本人が中高生になった時に読む、または親自身が自分の成長のために実てみる、という活用法もあるのではないでしょうか。
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最も印象的だったのは「ご褒美は永久に・早く・高頻度で」です。与えても良いが、与え方やスタンスは明確にすべきと理解しました。迷うことが多かったので、判断基準ができてよかったです。総じて、子育て本の域を超え、親の自己啓発にも有意義な内容だと思いました。記載内容を子供に求める以前に、それを親が体現する必要があると感じます。知行合一を心掛けます。
Posted by ブクログ
自己啓発本のパフォーマンス向上系で紹介されているノウハウに似た内容で、過去に読んだ本の重複が多かった面はあった。ただ、逆に言えばそれらは科学的に立証された方法でもあるため、信頼における。その意味で本書は説得力のある内容になっていると言える。気合や根性では続かないのは大人も同じ。やる気を持続させるために、なりたい将来(あるべき姿)をイメージし、そのための具体的な計画(アクションプラン)を立て、褒めたり、ご褒美を設けたりする(モチベートさせる仕掛け)。実践的で実現可能な方法も多いので、どんどん取り入れていこうと思う。
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戦略的に行動計画を決めておく
誘惑とは戦わないようにする
行動を習慣にする
結果目標を行動目標に落とし込む
行動目標は期限を決める
何を、どれくらい、いつやるかを決める
〇〇になったら、□□すると決めておく
学習時間をチェックして可視化する
Posted by ブクログ
メソッドとしては佐々木典士さんの「ぼくたちは習慣で、できている」で書かれていたこととかなり重複すると思う。違いの大きなところは、対象が、自分の習慣について考えるか、子どもの習慣、特に学習の習慣について考えるか、の違いくらい。この菊池洋匡さんの本でも、親が自分の習慣を変えることにも使える、子どもの習慣を変えるためには親も一緒に習慣を変えることをしていることを見せるのが大切だと言っている。その通りだと思う。
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1時間くらいで読み終わりました。特に驚くような内容でもなく、当たり前のことが書かれていた印象です。
この本に書かれてあることを全てやろうとするとしんどいので、まぁ少し取り入れてみようくらいがいいと思います。私が取り入れようとしてるのは、毎日少しでも勉強の時間を作るです。10分でもいいから子供と興味のあることについて勉強するようにしたいと思います。
Posted by ブクログ
小学生の子を持つ保護者に向けた、子どもを勉強に向かわせる子育て本。具体的な勉強の仕方とかではなく、そもそも子どもに勉強にどう向かわせるのか、どうそれを継続していくのか、モチベーションの高め方を解説している。
この手の「子育て本」は、ずっと胡散臭いと思ってきたので、読んだことがなかった。初めて読んでみて、想像したよりもはるかに内容が良心的なので、つくづく食わず嫌いはよくないなと思う。
この本の根底にあるのは、「我慢強い性格の人が、我慢強く物事を続けられる」のではなく、「我慢強い行動を続けることが、我慢強い性格を生む」という考えだ。だからこそ、子どもが勉強を続ける根気のないとき、根気がないことに憤るよりも、勉強をする「習慣」という行動を作ることが大切になる。そして、その行動を「習慣化」するには、ある程度確立されているメソッドがあるという。
ざっくりとまとめると、
○長期的な目的を持ち、そこに向けたスモールステップの目標を立てる。
○最初の一歩を踏み出すために、いつ、どこで、何をするのか具体的なプランを立てる。
○他の習慣と勉強の習慣を結びつける
○細かく分けて、頻度を高める。
○『子どもの考えや感情』ではなく、『行動』をコントロールするためにご褒美を出す。
といったところが、印象に残った。最後には、こうしたことを続けていくために、保護者が持っているべき心構えについてアドバイスされる。
正直に言うと、目新しい情報はあまりなかったけれども、すごくきれいにまとまっているので、頭の整理になった。テストで点をとる、入試に合格する、こういった狭い目標に向けた意味での、教科の「勉強」は、大人も含め、そうそう楽しくはない。子どものモチベーションを高める意識として、これくらいの知識は、持っているといいなと思った。
「小学生」の「勉強」を対象とした話だけれども、著者も言っているように、「やろうと思ってはいるけど、続けられない」は、大人も何かしらに対して持つ悩み。この本で紹介されている習慣化の方法は、年齢問わず、大人まで通用するものだと思う。何事も三日坊主で終わってしまう人たちに、おすすめしたい。
Posted by ブクログ
「習慣っていうか、努力せよ!てか、努力を習慣にせよ!!!」
努力の方程式
才能×努力=能力
能力×努力=成果
→才能×努力×努力=成果(成績)
Posted by ブクログ
●成功する=努力ができる子=我慢強い性格(勤勉である=自己コントロール能力が高い)
×誘惑と正面から戦おうとする
×頑張りは続かない、から習慣化へ
●“目的”と“目標”の違い
目的:手に入れたい理想の状態(最終的なゴール)
目標:そのためのチェックポイント(通過点)
●やる気をだす要素
①自律性:自分で選ぶ
→本人に任せる、うまくいかなければ都度修正
②関係性:周囲の人間関係がうまくいっている
③有能性:やればできると思えること
→“できていること”を褒める
→ハードルは高すぎない
④“合格したつもり”になって“過去の自分”を振り返る
●習慣化へ
・初めの一歩は”単発の行動”(ハードルを下げる)
・if-thenプラン:勉強する状況を具体的に決める
→どこで、どうやって、どんな手順
→(例)木曜日の17:00になったら数学の宿題を始める
・今ある習慣に“新たに身につけたい習慣化”をくっつける
→(例)ご飯を食べる時は出てきた食材の産地を確認して地理の勉強をする◎
うまくいった習慣は⚪︎⚪︎したら⚪︎⚪︎するというもの
食事の時に地理の勉強をするのはいいな◎と思うので真似していこうと思います!