【感想・ネタバレ】庭仕事の真髄のレビュー

あらすじ

「サンデータイムズ」ベストセラー。タイムズ紙、オブザーバー紙「今年読むべき1冊2020年」に選出。人はなぜ土に触れると癒されるのか。庭仕事は人の心にどのような働きかけをするのか。世界的ガーデンデザイナーを夫にもつ精神科医が、夫とともに庭づくりを始めてガーデニングにめざめ、自然と庭と人間の精神のつながりに気づく。さまざまな研究や実例をもとに、庭仕事で自分を取り戻した人びとの物語を描いた全英ベストセラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ガーデニングをとても幅広い視点から眺め、深い考察を加えた作品で、多くの示唆を受けました。読み応えがあり、静かな感動を覚えました。スー・スチュアート・スミス作、和田佐規子訳「庭仕事の真髄」、2021.11発行、368頁。塹壕ガーデン、刑務所でのガーデニング、病院の庭の役割・・・、自然と庭と人間の精神のつながり。庭仕事の深層を描いた全英ベストセラーだそうです。ガーデニングは自然との対話、五感のすべてが活性化する。庭の3つの効果は、太陽光、運動、土との触れ合い。そして、庭で起こる出来事は、何もかもがゆっくり。

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

園芸の心理学的治療価値。園芸のままならなさがある意味いいのだろうな。ヴォルテールの楽観と悲観の極論を振れる話、「私たちは自分の庭を耕さなければならない」という実践、庭を休養の場を超えたものとして大切に行動すること。感覚的で身体的な園芸活動、その自分の感情性、精神性、認知性への刺激。
現代的なところは、庭が本質的に未来に目を向けるもので、庭師は常によりよい未来を目指していることだ。園芸は植物という他者の未来を信じての働きかけの活動であるということ。
自分の庭があるはなし。そうか、ベランダのプランタでも自分の庭ではあるのよね。

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2022年01月24日

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