【感想・ネタバレ】奇跡の泉のレビュー

あらすじ

9世紀、長い干ばつと隣国のバイキングの侵入に悩まされ、リームの民の生活は今や風前の灯火と化していた。悲運を憂えたタラ王女は、バイキングの新しい首長イードンに、これまでに振るってきた暴虐をあがなわせる決意を固める。彼女は王冠と黄金の首飾りを身につけ、単身、敵地に赴いた。だが、荒々しいイードンは征服欲もあらわに彼女を押さえつけ、衝撃の事実を告白した――和睦を望む両国の王より、彼はタラ王女をめとるように言い渡されているというのだ。王女は一生純潔を守るべしという神聖なる掟に背いても!

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湖に身を捧げる王女の運命の恋

衰退滅亡する王国の王女と征服者である隣国の王子との政略結婚。しかし美男美女は初めて出会った時から運命的な結びつきを感じます。

ヒーローのヒロインへの口説きも絶妙でロマンティックです。絶世の美女のヒロインも最初は誇り高く抵抗しますが、彼に強く惹かれているので可愛く、すんなり二人はフォーリンラブで清々しい。

お話の背景に、自然崇拝の異教からキリスト教への改宗とか、日照りの災害の問題、滅びゆく王国を背負ったヒロインと弟王子の行く末、迷信とも言える古来の宗教儀式を信じている無垢なヒロインと、先端の学問と科学の知識でその迷信を恐れず、不可解な因習を打破しようとするヒーローとの関わりも面白く読み応えがありました。

バイキング、ケルト人など歴史の話もあって興味深く、脇役達も個性豊かで、彼らの話もサラリと進み一気に読めます。

#感動する #ドキドキハラハラ #深い

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2021年05月12日

Posted by ブクログ

9世紀。悩み多きヒロイン。バイキング首長ヒーロー。
ヒロインのライバルでヒーローの親類のアマゾネスぶりが恐ろしかったなぁ。
天災からくる人身御供をたてるってのは なんか昔風の話によくでてくるものだが子供ながらにヒロイン弟は勇敢な人物だな。ヒーローは破壊者なのかと思ったら 暴れん坊だが頼りがいのある男だった。それよりアマゾネスの夫は全然いいとこないまま終わったな。

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2010年10月12日

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