あらすじ
イギリスでテレビ番組を制作しているデラは、新たに取りかかる世界の史跡探訪シリーズの案内役として、イタリアの若き考古学者カルロに目をつけた。業績はあるし、とびきりの笑顔がいかにもテレビ向きだ。デラはさっそくポンペイで遺跡調査をしている彼に会いに行く。そして、発掘現場で偶然でくわしたカルロと互いに一目惚れした。もっとも、七歳年下の彼がいつか離れていくのはわかりきっている。デラはつかの間の恋愛ごっこを楽しむつもりだった。ところが、カルロのほうは真剣そのものだったのだ。やがてデラの軽い気持ちを知ったとき、彼は……。★リタ賞に二度輝いた人気作家ルーシー・ゴードンのミニシリーズ〈リヌッチ家より愛をこめて〉を久々にお届け!本作を皮切りに三カ月連続刊行いたします。イタリアの名家に育った六人兄弟の恋愛模様をお楽しみください。★
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Posted by ブクログ
★3.5
ルーシー・ゴードンの作品はヘタレヒーローとそれをフォローするお母さんみたいなヒロインというイメージだけど、今作はヒーローがよかった。
37歳のヒロインと30歳のヒーローなんだけど、ヒーローが若さ溢れるというか序盤はヒロインに対する独占欲が強いけど、それを自覚してからは完璧だった。
ヒロインが年齢を気にしすぎな気もしたけど、20歳超えた息子がいるし2度の離婚も経験してるわけで、恋愛に関して慎重になってしまうのも理解できる。
最終的にヒロインに起こった出来事、そしてヒーローの選択に泣いた。
愛って綺麗だなぁと思えるロマンス。
ハッピーエンドなんだけどちょっぴりビターなエンディングでした。