【感想・ネタバレ】パパ活女子のレビュー

あらすじ

「パパ活」とは、女性がデートの見返りにお金を援助してくれる男性を探すこと。主な出会いの場は、会員男性へ女性を紹介する交際クラブか、男女双方が直接連絡をとりあうオンラインアプリ。いずれもマッチングした男女は、まず金額、会う頻度などの条件を決め、関係を築いていく。利用者は、お金が目的の若い女性と、疑似恋愛を求める社会的地位の高い中年男性だ。ここにコロナ禍で困窮した女性たちが一気になだれ込んできた。パパ活は、セーフティネットからこぼれ落ちた女性たちの必死の自助の場なのだ。拡大する格差に劣化する性愛、日本のいびつな現実を異能のルポライターが活写する。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日本社会の認めたくない現実。
カネとジカンの非対称性、アンバランスな需給。
コロナで崩れた若者の生活。
価値観の多様化など、考えさせられる内容。
だからといって今の娘に何を伝えることが出来るのか、本当に難しい。

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

自分の考えるパパ活の定義が間違っていることに気づいた
援助交際や売春とは本質的に違う

著者の意見と同様パパ活は当事者は幸せにならないと思う
そもそもお互い何故こんなことをしてるのか冷静に見つめ直した時に空虚さを感じそう

財の再分配という観点ではは世の中的にはプラスだがこの手法に国が頼っている限り国の発展は厳しいと感じた

またパパ活が成立する若くて見た目の良い娘はギリギリ経済的に成り立っているようだが、それが期待できない見た目の悪い若い子や男性はどうやって生きているのか気になった

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2022年12月30日

Posted by ブクログ

パパ活という言葉は知っていたが、どのような行為を指すのかがわからなかったため、本書の冒頭からパパ活の定義から入っていてくれて分かりやすかった。
また、メディアなどでは決して深く描かれないパパ活女子(対比してパパ達)の取材もリアルであっという間に最後まで読んでしまった。
パパ活から見た日本の経済状況といった著者なりの締め方にも僕にはない視点で学びがあった。

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2022年04月11日

Posted by ブクログ

最近、何かと話題になりよく耳にするパパ活。
その実態について当事者のパパ活女子やパパからのインタビューを交えて分かりやすく書かれていた。
肉体関係も含めて疑似恋愛をたのしみたいパパと、茶飯だけで本来ならばおじさんとは、関わりたくないパパ活女子のすれ違い。
コロナ禍の影響で女子大生のパパ活女子は急増しているそう。
こんな日本に未来はあるのか。

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2022年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パパ活は「どう関係を進めて行くかは当事者の自由」
男…恋愛か疑似恋愛。キャバクラ・風俗で得られないものを得たくてパパ活をしている。お茶・食事に1〜2万払うのはその先を見据えての先行投資
女…お茶・食事で1〜2万もらえるなんて時給換算すれば良い方。中年男性と肉体関係、恋愛・疑似恋愛などあり得ない。若い女と同じ時間を過ごせるのだから、それだけで満足しろ。会話を盛り上げる必要などない

主な層は、
男…団塊ジュニア世代の40代の勝ち組男性。経営者など
女…学生、20代女性

背景に日本社会の構造、新自由主義・自己責任社会があることを示唆している
男…厳しい競争を勝ち抜いた勝ち組。家庭はあっても冷え切っている。金はあるから、若い女と遊びたい
女…親の援助が少なく、大学の学費を払うのも難しい。就職しても非正規や低賃金で、奨学金の返済もあればさらに生活は厳しい

読み終わって思ったのは、
・結局、金がなければどうしようもない。なければ女を売ってでも稼ぐしかない
・お金を払う男も、もらう女も、その後に積み上がっていくものはない。刹那的な生き方
・社会を変えるなんて、大それたことは言えないけど、自分もそういう蟻地獄的なもの(※)に落ちないように気をつけよう
※パパ活女子になるという意味ではなく、もっと広義な貧困という意味(私は男です)

・おそらく、ある日突然、穴に落ちるのではなく、気づかないうちに少しずつ穴に引き込まれていて、一度落ちたら出られない
・結局はお金を稼ぎ、無駄遣いせず、必要なもの・価値のあるものにお金を使って生きていくしかない

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

俗っぽいけど、具体的で詳細で面白い新書ってなかなか無いから面白いしいい本だなぁと思った。
僕のような若者でも読もうと思えるし内容も入りやすい。
それでいて日本というか東京の恐ろしくも現実の部分を考えられる本だった。

ほとんどの新書は、現象が1番にあり読者にとって大切なのに、高尚な理論を文章にしようと小難しい言葉をこねくり回している印象がある。
リテラシーがあると錯覚している読者もその論じ方に満足しているのかなぁと思った。
批判はしていません。賢い方達ごめんなさい。

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2021年12月22日

Posted by ブクログ

(2023年3月)

女性がパパ活をする理由は、貧困だったり経済的虐待が理由だったり、結局はカネ
むやみにやめろ、というのではなく、今晩の原因を解決すべきではないか、と思った。
「パパ」側のパパ活をする理由も書かれていた。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

パパ活にもランクみたいのがあると知る。
昔、歳の離れた嫁を持つ金持ちのお爺さんが謎の死を遂げて世間が騒いだが、その爺さんは嫁に月100万のお小遣いをあげていたと聞いた。
社交クラブみたいなとこで知り合ったとも聞いた。
今思えばそれはパパ活ってやつで、定期の太客と結婚した類かな?と。
しかもsnsで知り合うやつじゃなく、ちゃんとした交際クラブってやつだったのかな?

この本読んで知らない世界の扉を覗き見してしまった。

若い子だけかと思いきや、そうじゃないのまで…

覗き見だけで
深入りはしたくない世界。

パパを斡旋する会社が存在することもこわい。

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

なりたくてパパ活女子してるわけじゃない人も多くて、生まれやタイミングが違えば私も生きるためにパパ活女子になってたのかもしれない

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2025年03月06日

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日本の縮図という言葉は好きじゃないし、それは言い過ぎ感がある。でも言葉は変われど昔からある1つの闇なのか。弁当やを標榜してるのに、弁当を売らずに弁当箱しか売らない。確かにそういう見方もあるかもしれない。そして、必要悪という人もいるんだろうけど、根強い男女格差が未だにあって、それが根源にあるからこそ、というのは諸外国から見たら恥ずかしい現実なのかも。政治家もそんなことしてる世の中だから、嘆かわしい…

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

■ Before(本の選定理由)
アプリなりよく聞くキーワード。
女子大生の小遣い稼ぎ?のイメージ。

■ 気づき
先日の国際調査でも、日本は男女格差が世界116位と報道されていた。パパ活女子自体は二極化していて、港区女子を代表するカジュアル層(でもセックス有り)と、経済的な理由の貧困層。
大学生であれ中年女性であれ、貧困層は心も体もボロボロで、悲惨。

■ Todo
疑似恋愛を求める男の気持ちは分かるが、金の繋がりで虚像を相手にしているよう。ホテル行きを巡る攻防だけが続き、誰もハッピーじゃない。

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

女性がデートの見返りにお金を援助してくれる男性を探す「パパ活」の現場を取材した一冊。パパ活の実態は全然知らなかったが、Twitter・オンラインアプリ・交際クラブを介して出会うようだ。実際にパパ活をしている女性のインタビューも掲載されていて、自分の父親と同じくらいの年齢の男性とデートすることに対するぶっちゃけ意見が面白かった。パパ活が活況なのはコロナによる不況もかなり影響しているらしい。「パパ活」という日本のいびつな現実を知りたい人にオススメに一冊。

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2022年05月30日

Posted by ブクログ

パパ活の実態がよくわかる。
自分が思っているよりも、厳しい世界であり、楽なものではないようだ。
自分は体を売ることには反対だが、類は友を呼ぶというように、周りの友達がパパ活をしていたら簡単なものだと思ってしまうのだろうか。

中年の男性は若い女の子に憧れを抱き、若い女の子は自分の若さに価値を感じて、お金を稼ごうとする。
双方にとって良い関係のように聞こえはするが、人間の心というのはそんなに単純なものではないから、双方がうまくいっていることは少ない。
そして、倫理的にもどうかなと思う。

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2022年05月29日

Posted by ブクログ

特に日本人男性は若い女性が
好きだなと思う、そして日本人女性は
若い事に価値があるとわかっている。

パパとパパ活女子の目的が
噛み合っていない現実。

身体の関係をもつことなく
うまくパパ活で稼いでいる女の子の
手腕にビックリというか感心したのと、

彼氏がいるのに、定期的に会うパパがいて
身体の関係もある女の子なんかも
単純に凄いなと驚いた。
彼氏にバレた場合は、
どう処理するんだろう。うしろめたさや
罪悪感なんかはないのかな。

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

パパ活というと華やかで贅沢な生活をしたい港区女子のやる事、というイメージがあったがこの本のインタビューに出てくる女子は学費や生活費を稼いでおり、経済的にかなり苦しんでやむなくという印象だった。
女性の貧困を男性の欲望からなる再分配で支える、という構図は戦後の未亡人売春や援助交際から何十年も変わらないしこれからも名前を変えて続いていくのだなと思った。

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2022年03月18日

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