【感想・ネタバレ】倉橋惣三物語 上皇さまの教育係のレビュー

あらすじ

子供は自ら育つ――自発性を大切にし、子供たちの中に眠る可能性を信じた倉橋惣三の教育が、
今の時代にこそ求められている。

“日本のフレーベル”、“近代幼児教育の父”と呼ばれる倉橋惣三は、
大正期から昭和にかけて活躍した教育者。
昭和3年からは昭和天皇、皇后陛下へのご進講が始まり、
上皇陛下が皇太子でいらした幼少期に、教育係を務めた人物である。

少年時代、運動が苦手で不器用なうえ、引っ込み思案だった惣三の心を開いてくれた、下町の子供たち。
導いてくれた恩師や、夢を語り合った生涯の友。
さまざまな出会いが、惣三という人間を作っていく。
学生時代から幼児教育に興味を持ち、やがて教育者となった惣三は、
激動の時代にあっても、変わらず「子供の友達」であろうとした。
幼児教育の改革を次々行っていく一方で、息子との関係に悩む一人の親でもあった。
遺された日記をはじめとする貴重な資料をもとに描く、感動の物語。

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Posted by ブクログ

倉橋惣三という人が、日本の幼児教育の父と言われるようになった所以がよくわかったと同時に、生きた人間として目の前にいるような身近な存在として感じられた。人生とは、偶然のようであるが必然の重なりなのだというところに共感した。

0
2022年05月23日

Posted by ブクログ

まるで大河や朝の連ドラを見終えたような読後感です。
たまたま目について手に取り読み始めましたが、とても良かった。

0
2022年03月16日

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