あらすじ
「オルレアンの魔女」が甦り、監獄の島で惨劇の幕が上がる!
地下道、鉄仮面の女、孤島、魔女伝説……映画祭の町にセレブが集うとき、連続殺人の幕が上がる。数学的論理で謎を解く刑事とソプラノ歌手が辿り着く、現代史の闇。――中川右介(評論家)推薦!
映画の都、監獄島、そして魔女の街へと駆け巡る探偵行!
パリ・オペラ座新作公演の主役に抜擢された天羽七音美。原作者レジーヌ・ブラパンがこだわる「黒髪のジャンヌ・ダルク」像にぴったりなのだという。演出家ジャック・ロランの依頼で、七音美は宣伝のためカンヌへ渡る。その頃、パリでは娼婦が丸刈りにされ殺される事件が起こっていた。被害者はカンヌのホテルの部屋番号と「オルレアンの魔女」という謎の言葉が記されたメモを握っていた。捜査にあたる刑事エミールもカンヌへ飛び、そして舞台は忌わしき伝説の残る「監獄島」へ。果たしてオルレアンの魔女とは……
装画・佳嶋
-目次-
Ⅰ東京
Ⅱパリ
Ⅲカンヌ
Ⅳ監獄の島
Ⅴ修道院の島
Ⅵオルレアン
Ⅶカンヌ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
中世フランスドロドロ系かと思いきや、思いっきり現代物。
探偵的探偵が曖昧だが、絵になりそうなシーンが多く、一幕の映画のよう。
導入部でいい気になっていたら、すっかりやられた!
Posted by ブクログ
カンヌが主な舞台となった小説。
とても読みやすく、興味深い内容で
序盤からぐいぐい引き込まれて、すぐに読みきってしまった。
ぜひ、天羽七音美とエミール警部補で続編も詠みたいな。
Posted by ブクログ
ゴシックミステリでしたねぇ。
『巌窟王』を思わせる舞台設定。そして有名な海外旅行につきものの都市伝説。
うまく合わさっていましたね。オペラファンでもありますので、そうしたところも楽しかったです。
Posted by ブクログ
目を惹く美麗な装丁とタイトルに手が伸びた一冊。
一本の映画を観ているようでした。そして行った事もないカンヌへ疑似旅行したような気持ちになった作品です。
読む前はあらすじから異国が主な舞台なので、頭ついていけるかな?と少々身構えていたんですが、読みやすくてわかりやすく、問題なく楽しんで読む事が出来ました。
メインの登場人物達がオペラ歌手やトップ女優など、華やかで洗練されてる雰囲気が伝わってくる事もあり、情景描写も綺麗で全体が上品な印象でした。
もちろん事件そのものは凄惨なのですが…そう、映画というか舞台を観ているような、それが一番近いかもしれない。ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』のミステリアスさ。綺麗で華やかな裏に潜む冷たい地下への恐怖。
最初からミスリードされてしまうというか、犯人については存在感薄すぎて推理しようがない。ここが惜しい。どこかで印象深く出せていれば動機や心理などに深さがあっただろうけれど、正直「え?誰だっけ?」なぐらいポッと出た感じで。いたんですけど、何の肉厚さもなかったから吃驚。そしてそこから怒涛の実はこうでああで…な、犯人の悲劇過去告白。伏線もなかったから「そ、そうだったの…」ないきなり感にややついていけない。
が、全体のまとまりは綺麗。強く感情を揺さぶられるかという部分は薄い。
プリマドンナとエミールさんとのその後か気になったりしております(*'ω'*)
Posted by ブクログ
"在るようにみえましたか"と言う一言に、ここに繋がっていたのかとちょっと震えた。
映像映えする話。
アマルフィみたいに豪華に映像化するならキャスト楽しいだろうなぁ。