あらすじ
★スペインの家の、プールサイドでのキス。あの日からあなたを忘れたことなどなかった。★ゾーイは幼いころに両親を亡くし、祖母の手で育てられた。厳格で冷淡な祖母は、愛情を示してくれたことなどない。そして亡き父の共同経営者の息子であるハビエは、ゾーイの淡い恋心を無惨にも踏みにじった――彼に抱きついてキスをした私を拒絶して。だが十九歳になった今、私はちゃんと自立してみせる。手に入らないものを追いかけるのはやめて、男友達のオリバーのプロポーズを受け入れよう。決意を口にしたゾーイに、ハビエは意外な提案をした。「そんなに結婚したいなら、僕としよう」
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Posted by ブクログ
【メモ】後見人もの
【感想】後見人もの・・といっても、ヒロインが大人になるのを心待ちにしているタイプではなくてヒロイン祖母の養育放棄?でヒーローが後見人になり、
大人になったヒロインを見て大人の女性として意識する・・みたいな?
実の祖母にはさじを投げられ、あこがれと尊敬を抱いていたヒーローには会いにきてもらえず(ヒーローはそんなつもりも無かったんだろどけ)、親や肉親からの愛情が一番欲しい頃のヒロインにとっては、すごく辛かっただろうなぁ。
柄の悪い男友達の存在をしって結婚を申し込むヒーロー。それでも、いつかは・・・という希望を抱いて結婚するヒロイン。それでもまた、ヒーローに
ほっぽられて、寂しい思いをする。
ヒーローが何度も「僕の妻だっ」と連呼するたび、それならそれなりの態度を示してあげてよっ(怒)。
ヒロインもヒーローも(特にヒーロー!)勝手に相手はこう思っているだろうと決めつけて、相手も自分も傷つけているのにイライラ。
ラスト数行のヒーローのセリフがもっと早く出ていれば、こんなにすれ違わなくてすんだのに〜と思ったけど、それじゃ作品が成り立たないのよね(笑)