【感想・ネタバレ】パレット文庫 秀麗学院高校物語8 少年流星群のレビュー

七海花音

東京屈指の名門校――秀麗学院高校に通う不破涼（ふわりょう）は私生児で生まれ、そのたった一人の母親も他界している。独り暮らしの生活は、高級クラブで働きながら支えている。そんな涼は冬休みに入り、朝から工事現場で働きだす。それは生活の為ではなく夏の秀麗アメリカ校への短期留学を希望しているからだ。涼の体を心配する同級生の桜井悠里（さくらいゆうり）や花月那智（かげつなち）はそんな涼を放っておけない。これは三人の少年が織り成す、ひと冬の奇跡の物語です。