【感想・ネタバレ】決戦! どうぶつ関ヶ原のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

天下分け目の戦いといわれる「関ヶ原合戦」。慶長5年9月15日(1600年10月21日)、徳川家康が率いる東軍7万5000と石田三成が率いる西軍8万2000が、激突した。
国を二分した大合戦の一日を、作者コマヤスカンが、戦国武将をタヌキやサル、ゴリラなど、どうぶつたちに模し、史実にもとづきながら描く。どうぶつ武将たちのユーモアがいっぱいちりばめられた描写と、形勢が一目でわかる鳥瞰図で、複雑な戦いの模様を、ページをめくりながら面白く理解できる傑作! 関ヶ原合戦を知らない人でも、動物の運動会を見るように楽しめ、気がつけば深く楽しむことが出来るます。同時に、歴史ツウも思わず笑ってしまう仕掛け満載です。


--あらすじ--
慶長5年9月15日(1600年10月21日)。徳川タヌキ家康率いる東軍と石田サル三成率いる西軍が、岐阜県・関ヶ原に集結した。戦場たちこめた霧がうっすらと晴れたころ、開戦の合図とともに、宇喜多ホーホー秀家、島ゴリラ左近と黒田カラス長政や福島イノシシ正則が激突。両軍一歩も譲らない攻防がくり広げられます。
戦いを左右する、小早川カエル秀秋はどちらの軍につくのか? 毛利ライオン秀元は山を下りるのか? 戦いのゆくえはいかに……。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 コマヤスカンさんによる,関ヶ原の戦いを,上から見下ろした地図上にかいたもの。
 それぞれの武将と軍が実に細かく地図上にかかれています。

 東軍総大将は,たぬき組の徳川タヌキ家康。
 西軍総大将は,さる組の石田サル三成。

 そのほか,石田三成の軍師の島ゴリラ左近,たこ組の安国寺タコ恵瓊,東軍のからす組黒田カー長政など,昨年「軍師官兵衛」にはまったオイラには思わず,そう,それ,それ(笑)という武将ラインナップ。

 とにかく,慶長5年9月15日(西暦だと,1600年10月21日)午前6時から午後3時までの,一日の戦況が見開きで事細かにかかれています。
 読み聞かせには全く向きませんが,関ヶ原を囲む地形や,それぞれの軍がどのように配置され,展開していったかがよく分かります。
 ケロッパ秀秋の裏切りッぷりも,何か笑えます。

 年齢層は,小さい子より,歴史を習った小学6年生くらい,大人も楽しめます。

 なお,史実をもとにしていますが,フィクションだそうです。ご承知おきください。

0
2015年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「あれ、コウモリって西?東?青だから西なのに、なんで東の味方?」(S8)
「このウス、なんで青いのに味方の邪魔してんの。こいつのせいで、後ろが山を下りられないんじゃん」
「ケッロッピのやつ、サボってる。なにこれ、赤い旗も用意してるよ」
「うっわーー、熊つええー」
「あ、ケロッピ、とうとう赤い旗に変えた。あー!東の味方になったー!」
「サルが負けて狸が勝っちゃった」

関が原の戦いを俯瞰図で観戦できる楽しい絵本。
子供はひたすら夢中でこまごま見てる。
大人も子供も楽しんでます。

0
2012年12月05日

Posted by ブクログ

歴史が好きな人、興味がある人、知っている人なら特に楽しめるかなと思った。関ケ原なんて知らないよといううちの3きょうだいでも、絵を見てるだけで楽しめたみたい。関ケ原の合戦ってこうだったんだなと、ざっくりわかっていいし、細かい絵もおもしろい。時々、孫悟空など東軍でも西軍でもない人たちが、こそっと居るので、探してみるのも楽しい。大人も楽しんでます。私も何度も読んでは、あっ、こんなところに鬼が!?なんて見つけてます。最初と最後の、戦国新聞もなんか好き。

0
2016年02月24日

Posted by ブクログ

有名な関が原の戦いを、俯瞰図でユニークに観戦できるのが素晴らしい。
武将が動物化されていて、猿蟹合戦のネタをひっぱってきているところにもクスッとさせられる。
細かく描かれた兵の様子もじっくり眺めているとそれだけで楽しい。

0
2013年04月17日

Posted by ブクログ

歴女でもなければ、仁と大奥のテレビドラマくらいしか興味ない戦国時代を知らない私がよんだので細かい設定がわかってないので、好きな人によんで欲しい。きっと歴史上の人物の特徴をとらえた擬人化なんだと思う。つまり人ではなく動物で関ヶ原の戦いが描かれているんだ。
じゃぁなぜ手にしたかといえば、私はコマヤスカンさんの俯瞰でみる細かい描写が好きなのと、動物の擬人化にひかれたのだった。
こういうゴチャゴチャっと細かく探して遊ぶ絵本が好きで、みているとただただ描きたくなってくるんだよね。

0
2013年01月06日

Posted by ブクログ

 つい買ってしまった…。
 タイトルの如く、関ヶ原の合戦を、人間ではなく動物で再現(?)した内容。意外に細かい作りで、見応えあり!
 しかし、太閤と権現に仮託されている動物は、安定かつ不動の万人共通のイメージなのだが、逆に解せぬのは西軍。左近は、まあ…うん、分からなくもない(けど、分かりたくもないw)が、三成があの動物とは…(太閤の子飼いだから?)
 また、吉継に至っては物凄く頑強そう。とても目を患っているとは思えない(史実)が…まあ、絵本なので。
 あと、笑ったのは、東軍の直政と忠吉。この義父と娘婿、『猿蟹合戦』ネタの投下のせい(?)で甲殻類と栗って…甲殻類は目を瞑るとしても栗は絶対に動物じゃないwww

0
2012年11月21日

Posted by ブクログ

関ヶ原合戦に史実をもとに、動物のキャラクターによるフィクション。
作者の特徴である、空からの地形を活かした作品。
私は30年くらい前に「関ヶ原ウォーランド」を訪れたことがあるが、等身大武者のコンクリート像があちこちに配置されていて不気味だったことを思い出す。

0
2022年06月17日

Posted by ブクログ

関ヶ原の合戦が、この絵本を読むだけで大体分かってしまうという優れもの(?)でした。布陣や何時に何が起こったのかも、大体描かれてます。なにより、鳥瞰で見た戦場の、色んなところで色んなことが起こっているので、探し絵的に見ていくのも面白いです。

0
2014年12月11日

Posted by ブクログ

これは楽しい本でした。関が原の戦いを、武将を動物にして描く。タヌキ家康、サル光成、など。戦いはケロッパ秀明の裏切りによりタヌキ家康率いる東軍の勝利となります。細かい絵が楽しい本で、年長の子供がとても気に入ってます。このシリーズ、続刊を期待。川中島の戦い、長篠の戦い、とかいいですね。義経の崖から奇襲する一ノ谷の戦いなんかも良さそう。

0
2013年04月27日

「児童書」ランキング