【感想・ネタバレ】新公安捜査のレビュー

あらすじ

都庁で爆発事件が発生。都知事、石橋太郎の檄文を聞き、警視庁の捜査会議は色めき立った。都民の人気は絶大だが、企業や営利団体の反感を買っている都知事。捜査一課強行犯三係の児島要は、鹿取警部補のアドバイスを受けて、都知事との面談に向かう。一方、神奈川県警公安二課の蛍橋政嗣は、かつて捜査対象者だった男の白骨死体の発見で、一人新島を訪れていたのだが・・・・・・。北朝鮮シリーズに次ぐ、待望の書き下ろし新シリーズ第一弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

神奈川県警と警視庁と警察庁、公安と捜査刑事、警察族議員、公安調査庁、内調、IR誘致。。。このシリーズは、事件のバックボーンに複雑な関係があり、微妙なバランスの利害関係も読み進めるうえで見えてくる。主人公は蛍橋でもなく鹿取でもなく児島でもなく、3人のせめぎ合いの渦によって展開していく。そして今回は腹を探り合う蛍橋と鹿取の横で、児島の攻めっ気が捜査を解決に向けて好転させていくところが面白かった。

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2020年02月22日

Posted by ブクログ

新公安捜査 シリーズ第1弾

都庁での爆発事件に駆り出される児島要をはじめとする捜査一課三係。

螢橋は過去に監視対象となっていた人物が、新島で白骨遺体となった事案を田中警視長から任される。

都庁爆発事件では、公安の監視対象でもあるタカ派の石橋知事が、警視庁公安部を抱き込み、刑事部の捜査は難航。

新島の事案では殺害された被害者の身辺から、利権争い関連で大物政治家の影が。
また石橋へ繋がるルートが見え隠れし、やがて2つの事件の裏にある大物政治家の確執が明かとなっていく。 


シリーズの序章ともいえるもので、黒幕へ捜査のメスが入るにはまだまだ時間がかかるよう。

シリーズを完読しないと何ともいえないかも。

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2018年11月15日

Posted by ブクログ

都庁シリーズ第1弾。都庁で爆発事件が発生し・・・
最初は、北朝鮮シリーズに比べて物足りないかなとも思ったけれど、今度の敵もなかなか。
螢橋と田中の信頼関係にグッとくる場面もあり、鹿取も含め彼らの過去のいきさつも気になってきたかも。

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2011年06月30日

Posted by ブクログ

日本を舞台にしたインテリジェンスものはどうしてもネタが北に偏りがちなのですが、いつものネタには無い面白さを提供してくれました。ただ、どちらかと言えば公安ものと言うよりは、捜査2課ものですね。

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2010年10月10日

Posted by ブクログ

「ハマのホタル」も3部作で終わりかと思っていたら、帰って来ましたっ!
しかも、新たな敵を迎えて。
闘う敵は変わっても、蛍橋を始め、児島、鹿取、田中ら主要人物も健在。
中でも、初作「公安捜査」で蛍橋と並んで主役をつとめた児島の成長ぶりが何とも言えない。
ちょっと癖のある登場人物たちに好き嫌いが分かれるかもしれないが、この毒々しさもなかなか楽しい♪

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2009年10月07日

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