あらすじ
キャニオニングで滝流れ、古都京都の怖さを知り、卵かけご飯で新米を楽しみ、衣替えで散財したり、お茶のサウナで整い、ぬか漬けを作ったり…リセットは無限大!
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安定のクオリティ
正直言ってこの手の日常モノというか○○ネタモノの漫画に関してはいくつも読んできたのだが、
ほとんどの場合、5巻辺りを過ぎた辺りで「つまらない話」が混じり(興味がない話ではない)。
「前にもみたような話」が混じり、10、15巻を超えた辺りで「単純に中身のないハズレ回」どころか
全体的にも微妙な「ハズレ巻」が混じり出す。あるいはそうでない作品はすごく刊行ペースが遅いのである。
しかしそれらを強く非難するつもりはない。
読者からすれば飽きたりつまらなくなれば読むのをやめればいいだけの話で、ネタ切れと飽きは起こるモノだからだ。
刊行ペースもあまり遅くなると程度にもよるがその作品への興味が次第に薄れていく。
それもまた巻数が伸びれば伸びるほど避けれない必然だろう。
逆に言えばクオリティと刊行ペースを長期間維持するのはそれほどの難易度なのだろう。
と、今までずっとそう思っていたのだが、この作品は20巻過ぎても今のところそれがない。
いろんな切り口と取材の情報で○○ネタを見せ続けてくれるし面白さも刊行ペースも維持している。
正直言って見たことがないレベルである。
よく瞬発的にすごい展開や濃い内容、衝撃的なものが描かれている作品が神と呼ばれているが、
この長期間で絵や内容、ペースを一切落とさずに飽きさせない継続力も一種の神業ではないかと思った。