あらすじ
高校デビューに失敗し、灰色の高校時代を経て大学4年となった青年・灰原夏希。社会人目前だった彼はある日突然、7年前――高校入学直前まで時を遡っていた!!
後悔しかなかった高校生活の「やり直し」の機会を得た夏希は、過去の経験を活かして見事クラスカースト最上位な美男美女6人グループの一員となることに成功!
しかもそこにはかつて片思いしていた美少女・陽花里の姿もあって……!?
無自覚ハイスペック青年が2度目の青春をリアルにやり直す、強くてニューゲーム学園ラブコメ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「灰色だった高校生活をやり直したい」
そんな想いを抱えていた夏希が、高校に入学する頃にタイムリープしたことから始まる青春ラブコメ。
最初は淡々と学校生活が紡がれるだけの物語が続いていて新鮮さを感じませんでしたが、バスケを行うスポーツシーンや、喫茶店でバイトをする話が挟み込まれて、最終的には夏希が憧れていた相手である竜也と本音でぶつかり合う関係性にまで発展するという流れに目が離せませんでした。
陽キャを完璧に演じようとしたが故に、皆と深い関係になれなかった夏希が、自分の弱みを見せることで皆と「本当の友達になる」という結末に、大変満足することができました。
Posted by ブクログ
過去に公開をもっていて、ある日高校生に転成する
最も俺がやりたいことNo1かも
でも俺が戻りたいのは幼稚園児
というのは冗談として、過去を後悔している人間はこれほど強くなれるのか?という一冊。
文章も軽妙で、どんどん主人公やヒロインズを魅力的に描かせるのはお見事
でも、こういう俺Tueeeハーレム物ってみんな主人公に憧れるものだから、その恋愛感情に心にズキズキ来るところもあって、なかなかすんなりはいかないものなのが辛いなぁ。
Posted by ブクログ
大4→高1へコナンくんした陰キャ主人公灰原くんが、陽キャラを偽装して虹色青春を目指す、俺TUEEE青春物語。私みたいな、卑屈思考かつ陽キャラになりたかった人にオススメ。黒歴史を巧妙に抉られたぜ。。。ラブコメとしても面白くてオススメ。
匿名
青春いいね
主人公の努力があってのことだけど、結構、バスケといい、勉強といいちゃんと才能あったんじゃね?
青春いいなとおもった。
さくさく読める
軽い文体でダレることなく最後まですっと読めるのは高評価
ネットで書いていたものを書籍化という形を取っているので、この1巻だけで話の面白さの評価はできない
多少はあれどほぼ起伏なくあっさりと終わるので、どう展開していくのかに期待
Posted by ブクログ
高校3年間、高校デビューに失敗し続けて、灰色の青春ライフを送った主人公ぎタイムリープして強キャラとして再び学校生活を楽しもうという物語です。全体的に面白かったですが、いくらなんでも主人公は鈍感すぎなのではと思いましたね。リープする前はデブ陰キャオタクという設定なのでこんなラブコメの定石的展開に対して無反応すきだと感じました。まぁこれから話を通してそういった所も色んな出来事を得て成長していくのでしょうけど… 次巻も読んでみようと思います
どのキャラも魅力的でいいですね。七瀬ちゃんは個人的好きなキャラです 表面上はクールっぽいけど実はちょっとおちゃめで可愛い面などもあってそのギャップがキャラの良さを引き出していると感じました‼️
Posted by ブクログ
補欠でもバスケを続けたこと、料理を練習したこと、一人カラオケで練習したこと、タイムリープしてからも自分を変えるために努力をしたこと。偉すぎる。タイムリープ前は辛い日々を過ごしてきたけど報われてよかった。
Posted by ブクログ
著者初読。KU。
雨宮和希著『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』は、青春という一度きりの時間をやり直す物語でありながら、単なる「やり直し」や「ご都合主義」を超えた奥行きを感じさせる一冊でした。
主人公・灰原夏希は、過去の失敗と後悔を抱えながらも、新たに与えられた高校生活を「今度こそ正しく生きる」決意のもとで歩み出します。その姿は、かつて青春のどこかで躓いた読者に強い共感を呼び起こし、「もし自分もやり直せたなら」と想像せずにはいられません。知識や経験を武器にして再挑戦する灰原ですが、決して万能ではなく、失敗の影を抱えたまま成長を模索する姿がリアルで胸を打ちます。
また、友情や恋愛の芽生えといった「人との関わり」が物語を温かく彩ります。特に幼馴染やクラスメイトとのやり取りには、過去と現在が交錯する独特の緊張感があり、ただの学園ラブコメには収まらない深みを感じました。青春の光と影、その両方を描こうとする誠実さが、この作品の大きな魅力だと思います。
読み進めるうちに、自分自身の「やり直したい記憶」や「叶わなかった青春」が自然と思い起こされ、物語と自分とが重なっていく感覚がありました。ページを閉じた後には、灰原の歩みが「もう一度挑戦する勇気」を読者の心に宿してくれるように思えます。
シリーズの幕開けにふさわしい、期待と余韻を同時に残す。
微妙だった
タイムリープしているので、知識チートもあるし、元から素材が良くて痩せればイケメンだったとか、ご都合主義的な物語でした。
外面が良ければ内面は関係ない、という感じもするのが個人的には大きなマイナスポイントです。