【感想・ネタバレ】漫画ひりひりのレビュー

あらすじ

現代のトキワ荘。漫画家青春群像活劇。

手塚治虫に憧れた高校球児・細川歩は、部活引退後、将来の夢を漫画家に定める。平成元年4月、合格を果たした大分にある鳥羽デザイン専門学校漫画コースに無事入学。喜びも束の間、専門学校で研鑽を積んだからと言って必ずしも漫画家になれるわけではないという厳しい現実をつきつけられる。新しい友達はできたはいいが、同時に漫画家を目指すライバルという状況になかなか馴染めないでいる歩だった。
何度も投稿するのにデビューできない者、途中でドロップアウトする者、在学中にデビューを飾り東京へ向かう者・・・。厳しすぎる選別を受ける友人達。果たして歩は夢を実現することができるのか?
30年後の平成31年。再会を果たした同期の仲間たちは、どんな人生を歩んだのか。漫画に人生をかけた少年たちの感涙必至の青春群像活劇。
解説は北上次郎さん

※この作品は単行本版『漫画ひりひり』として配信されていた作品の文庫本版です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

献本いただきました。ありがとうございます。

手塚治虫に憧れた主人公【歩】が専門学校に入学し漫画家を目指すお話。
専門学校で研鑽を積んだからといって漫画家になれるわけではないという厳しい現実をつきつけられる。
歩は夢を実現することができるのか?

面白かった。
なぜか読む前から勝手に『最後は挫折して漫画家とは違う道を歩むんだろう』と思ってました。
簡単に漫画家になれない、というわりに 思ったより早くにデビューしてしまったような印象をもったんですが(ダラダラ何冊も続くよりかはいいのかも)
方言も人間味が増して感情移入してしまい、涙が出てしまう場面もあり。
ただひたすらに漫画を描いているという、派手な演出はないのに静かだけどアツい感じが好きでした。
読後感もとても良かったです。





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2021年11月27日

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