あらすじ
あらゆる業種・業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)への期待は高まっているが、実際にDX導入がうまくいっているケースは少ない。なぜなら、デジタル化を進める際に、必ず立ちはだかる大きな壁が存在するからだ。
たとえば、
・全体最適の視点でデジタルツールの導入を検討できていない……
・部署によって導入されているシステムがバラバラでデータの連携ができていない……
・DXを推進する中心人物が不在だったり、いても権限が与えられていない……
・目的が明確でなく、DXそのものが目的になってしまっている……
などなど。
本書では、著者が実際のコンサルティングで活用している独自の「DXジャーニーマップ」を中心に、導入にあたっての考え方、導入計画の作成方法、導入プロセスの進め方など、失敗しないDXプロジェクトの進め方を具体的に解説する。
DXをテーマとした書籍の多くが大企業や有名企業の事例をもとに解説しているのに対し、本書では、業績向上・生産性向上にフォーカスし、業種ごとに中堅・中小企業のDXジャーニーマップの例をあげるなど、自社への導入イメージがつかみやすい内容となっている。
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Posted by ブクログ
dx推進のヒントを求め読書。
なかなか良著か。
メモ
・dxの四つの壁
目的の明確化
全体最適視点での設計
システム及びデータの連携
DX推進体制の整備
・DXで必要な3つの要素
業務効率化、新しい価値の創造、業績の向上
・DXの目的
業績向上(人的生産性の向上)
リアルタイム経営の実現
データドリブン経営の実現
・デジタルツール選定の 5ポイント
実績あり安価
クラウド
データ連携可能
充実したサポート
オンボーディング(サポート)
・DXジャーニーマップを作る
KGI、業務プロセス、KPI、デジタルツール、顧客体験から構成
・BIは更新頻度の高いデータの分析には長けているが、中長期方針を決めるような深い分析の場合はエクセルの方が向いている。
・DX推進ロードマップ。経営効果×導入難易度で優先順位づけ
・デジタルツール比較表
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