【感想・ネタバレ】贔屓贔屓のレビュー

あらすじ

「好き」とか「美しい」くらい、自由にさせて。

大好きなアフリカ人を追いかけていたら、
フォトグラファーになっていた。
そんなヨシダナギの偏愛エッセイ。
「好き」という衝動は自分を、世の中を動かす。

少数民族から、うぶ毛・つむじ、サヨリの尻尾まで。
独特の鮮やかな世界観と生き方が注目を集める、ヨシダナギの“美”忘録。

幼少期からアフリカの少数民族の美しさに心惹かれ、23歳のとき単独で初めてエチオピアに渡り、被写体と同じ恰好をして写真を撮り続けた結果、フォトグラファーとなったヨシダナギ氏。
そんな彼女の生き方と作品は、若者に支持され注目を集め続けている。

本書では、著者が純粋に愛するものを、独特な観点や一風変わったエピソードを交えて紹介。
何気ない日常が愛おしくなったり、新しいアイデアが湧いたり……頭の中が自由になる1冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 1986年、石原さとみ、イモトアヤコと同年生まれ、ヨシダナギさん、贔屓という言葉がお好きとかw。「贔屓贔屓(ヒーキビーキ)」、2021.10発行。著者が美しいと思うものについて綴った24編のエッセイ集。例えば: サヨリの尻尾、黒の洋服、溶けかけたもの(ナメクジ・カタツムリ)、雫のフォルム、漢字、錆、流木・苔、うぶ毛、世界の少数民族・先住民など。ヨシダナギさんの感性に触れた楽しいエッセイ集でしたw。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

市場に需要があり世間に飽きられる前にあれこれと売り込まんとするマネージャーの奮闘(作中で繰り返し語られる)の一環なのか「好き(贔屓)嫌い」だけをネタに書き下ろす、という「暴挙」な一冊だが、意外とイケる。何が好きか、何故嫌なのか、と説明される内に、作者の過去現在未来が見えてきて心中が分かってくるような気がしてくる。黒一色がトレードマークだったが最近はUMA WANGを買い漁って変身中というくだりには、しこたま儲かっている近況が窺えて微笑ましい限り。サービスカットとして挿入される絵葉書写真はお得感あり。

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2022年02月22日

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