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「好き」とか「美しい」くらい、自由にさせて。
大好きなアフリカ人を追いかけていたら、
フォトグラファーになっていた。
そんなヨシダナギの偏愛エッセイ。
「好き」という衝動は自分を、世の中を動かす。
少数民族から、うぶ毛・つむじ、サヨリの尻尾まで。
独特の鮮やかな世界観と生き方が注目を集める、ヨシダナギの“美”忘録。
幼少期からアフリカの少数民族の美しさに心惹かれ、23歳のとき単独で初めてエチオピアに渡り、被写体と同じ恰好をして写真を撮り続けた結果、フォトグラファーとなったヨシダナギ氏。
そんな彼女の生き方と作品は、若者に支持され注目を集め続けている。
本書では、著者が純粋に愛するものを、独特な観点や一風変わったエピソードを交えて紹介。
何気ない日常が愛おしくなったり、新しいアイデアが湧いたり……頭の中が自由になる1冊。
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Posted by ブクログ
アフリカの少数民族の写真集が有名なヨシダナギさん。
初めてその写真を見た時に、その鮮やかな色合いと凛とした佇まいに一瞬で惹きこまれた。
強い憧れから現地に赴いて、撮影現場では自身も相手と同じように服を脱いで受け入れられたというエピソードが強烈で、強く印象に残っている。
そんな彼女の好きなものばかりを集めたエッセイ。
美しいものが彼女のフィルターを通して次々登場する。
そこには私には気付かなかった美しさもあって、とても楽しい。
例えば、サヨリの尻尾。言われてみれば、透けるような虹色で、繊細で、とても美しい。
でも魚でしょ、臭くない?、ただの尻尾じゃん、など数々の先入観を排除しないとたどり着けない美しさ。
社会で生きている私たちは、まず頭で物事を考えがちなのかもしれない。
何かを見てただ美しいと思えることは幸せなことだと思う。そして何を美しいと感じるのか、そんな感性の部分を言語化しようとする試みがこのエッセイで行われていて、それは彼女のフォトグラファーという職業柄なされた部分もあると思うけれど、そんな風に私自身考えてみたことがなかったなと気付かされた。
途中彼女の美しい作品が挟み込まれてあるのも素敵でした。
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