【感想・ネタバレ】しくじり審判 失敗から学ぶサッカー審判の教科書のレビュー

あらすじ

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先人たちの失敗を知り、理解することは
自分自身の成長につながる

プロスポーツはシビアな世界です。
勝った選手やチームは称賛され、負ければ罵声を浴びることが常です。

批判されるのは、何もプレイヤーだけの話ではありません。
ときに、試合(ゲーム)を司る役割である“審判”も批判に晒されることがあります。
いや、審判はほとんど称賛されることがない中で、批判は集中しやすい損な役回りだと言えます。


本書はJリーグ草創期を知るサッカー審判たちの奮闘記です。

Jリーグが開幕したばかりだからこそ起きた
海外のスター選手とのマル秘エピソードや
グラスルーツで審判をする方でも思わず共感してしまうような
“うっかりミス”などが掲載されています。

先人たちが犯した“ミス”を知ることで
審判としての実技レベルが向上することをコンセプトとした
これまでになかったサッカー審判の教科書です。

さらには、サッカーを観る人やプレーする人たちにとっても
「審判から見えるサッカー」を知ることで、サッカーというゲームに対して
より理解が深まることでしょう。

先人たちのマル秘エピソードに笑い、そして学べ!


【目次】
第1章 エピソード
選手との対峙編/勘違い編/うっかりミス編/アクシデント編/その他
第2章 レクチャー
主審編/副審編/4審編/上級審判編
第3章 特別対談
審判&選手のJ草創期懐かしエピソード
小幡真一郎×都並敏史(ブリオベッカ浦安監督)

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Posted by ブクログ

テレ朝「しくじり先生 俺みたいになるな!!」にインスパイアされたであろう題名(笑)。本書の半分以上を占めるしくじりを公開してくれた小幡さんをはじめとした元1級審判員で国際・Jリーグ担当を歴任された皆さん。このような体験談はとても貴重だと思う。Jリーグ黎明期~草創期には1級審判員でさえ様々な失敗をしていたんだと、ホッとするやら感心するやら。私もサッカー審判員の端くれとして、第2章のレクチャーはとても参考になった。将棋の感想戦のように、自分が担当した試合を振り返れるようになりたい。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

日経新聞に取り上げられているのを見て、書店で手に取りました。審判目線のおもしろエピソードが多く、いつの間にか読み進めておりました。普通に読み物として面白いので、サッカーファンだけでなくとも楽しめる一冊だと感じました。

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2021年12月29日

Posted by ブクログ

・主審、副審のしくじりエピソード
・プロのレフェリーからのレクチャー
・著者と都並敏史氏の対談
の3部構成。しくじりエピソードが一番興味深く読めたが、あまりこの部分だけが長いのも不味なのだろうと思うので、バランスの良い構成だと思う。

個人的には副審の難しさが印象に残る。シロかクロかを明白に見分けなければならず、ベンチやスタンドからのヤジも受けやすい。彼らがもっと報われるよう、いいジャッジには拍手を送るような心構えを持ちたい。

Jリーグ草創期の審判員の方々が著者になっているが、近年引退された面々でつくる続編なども見てみたい。

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2023年05月28日

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